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AGAは治療すれば治るのか?効果は気になるところですよね。今まで育毛剤などを試してきて、なかなか効果が出なかった方であればなおさらです。

AGAは本当に治療で治るものなのか、最終的に完治するのか、AGA治療の期間や経過についてお伝えしていきます。

AGAは治療すれば完治するのか?

結論からいうと、残念ながらAGAは完治しません。AGAは男性ホルモンを原因とした進行性の脱毛症であり、あくまでもAGA治療は「現状を維持する」「進行を遅らせる」ことが目的となります。

主な原因とされている男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)が生成されないようにするには、フィナステリドなどの進行を止める薬の服用が必要です。

しかし、フィナステリドの服用をやめれば効果は持続しないため、継続的に薬を飲み続ける必要があります。

なお、AGAの進行スピードや症状には個人差があるため、治療方針は患者さまによって異なります。

また、「髪を生やす」ことを目的とした治療もあるため、理想のイメージを実現するために、どのような状態にしたいのかを明確にしておくようにしましょう。

AGAが発症するメカニズムと治療方法

そもそも髪の毛には1本毎に寿命があり、成長期(伸びる)→退行期(抜ける)→休止期(生える準備)という毛髪サイクルを繰り返しています。

AGA(男性型脱毛症)は、この毛髪サイクルが乱れ、短くなってしまう病気です。

ヘアサイクルが短くなると、成長期に髪がしっかり成長できないため、髪の毛は細く、弱くなります。そのような髪の毛は抜け落ちやすいため、どんどん脱毛症状が進行します。

また、毛髪サイクルが繰り返される回数には限りがあります。

AGAによって毛髪サイクルが短縮されると、そのぶん上限を迎えてしまい、最終的には髪の毛がまったく生えてこなくなります。

AGA発症の原因についてはこちらも併せてご覧ください。
AGAとは?原因と対策・ハゲとの違いについて

AGAに対しては大きく分けて4つの治療方法があります。

進行を止めたり発毛を促すためのAGA治療薬、発毛に必要な成分を直接浸透させる毛髪再生メソセラピー、髪を生み出す力の残る皮膚組織ごと毛髪を採取し抜け毛に悩む頭皮の部分に移植する自毛植毛、自身の毛髪の成長因子と健康な毛包組織を直接治療部位に与えることで発毛サイクルを整える毛髪再生注射です。

湘南AGAクリニックで扱っている治療方法については以下をご覧ください。
AGA(薄毛)治療方法一覧

AGA治療は早いほど成功率が上がる

AGA治療は、開始が早いほど成功率が上がります。

というのはAGAが進行し、生え際や産毛、毛包すらなくなってしまった場合、そもそも治療薬のみでの回復は難しくなります。

初期の段階では薬のみで進行を抑えられていたものの、進行してしまうと自毛植毛などの施術が必要になる可能性もあるため、安心・安全でコストを抑えるためにも早期治療はとても大切です。

また、AGAは未成年でも発症します。湘南AGAクリニックでは高校生等、未成年の方でも治療が可能ですが、その場合は親権者様の同意が必要となります。

AGA治療はいつまで続ければよい?

AGA治療は継続することで効果が出ますが、治療薬の効果が実感できるようになるのには早くても3ヵ月はかかります。

そして、効果が出たからといってやめてしまえばまた元の状態に戻ってしまうため、「いつまで」という期限は基本的になく継続して治療を続けることが重要です。

ご自身の薄毛治療に対するゴールをしっかりと見据えたうえで、どのような治療をいつまで行うのかプランを立てるようにしましょう。

また、AGAかも?と思ったら自己判断で治療を開始せず、まずはクリニックを受診することがおすすめです。
クリニックであれば症状や経過状況に合わせ、効果的な治療を相談できます。

湘南AGAクリニックでは薄毛診断・AGA治療薬、発毛に必要な成分を直接浸透させるオンライン診療も行っていますのでぜひお試しください。

AGA(薄毛)診断
AGA(薄毛)診断

薬の継続は必要だが量を減らすことがある

AGA治療は効果を得るために、薬の継続が必要です。ただ、医師の判断で減薬することがあります。
また、AGA治療に一定の効果があれば、発毛のための薬は服用を中止し、抜け毛予防の薬だけを服用する選択肢もあります。

しかし、これはあくまでも医師の判断が大切であり、自己判断で量を減らさないようにしましょう。

なぜなら、量を減らしすぎると、AGA治療の効果が薄れ、状況が変化する可能性があるからです。

また、AGA治療薬の効果が現れるまでには、一般的に3~6ヵ月かかります。そのため、自己判断で薬の服用を中止しないようにしましょう。

1ヵ月で効果が現れなかったとしても、それはいわば「治療の道中」であり、医師の処方に従って服用を続けることが大切です。

もし、服用を一定期間継続してみて期待するような効果が出ていない、または効果について気になる場合は、方針について一度、医師に相談してみましょう。

AGA治療期間の途中経過について

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AGA治療期間中には、途中経過によってさまざまな効果が現れます。ここでは、治療を開始してからの期間別に期待される効果について掲載します。

治療開始からの1ヶ月程度 初期脱毛、体毛が濃くなる など
1ヶ月~3ヶ月程度 初期脱毛が落ち着き始める・ヘアサイクルが正常化する など
3ヶ月経過~半年程度 AGA治療効果の発現、体毛の濃さが増す など
半年~1年経過程度 発毛が期待できる、見た目や印象に変化が現れる など
2年経過後以降~ 効果の実感、減薬の検討開始 など

治療開始からの1ヵ月程度

まずAGA治療開始直後は初期脱毛が見られますが、心配は要りません。

これは、ヘアサイクルの正常化に関係しています。先述のとおり、もともとAGAによる薄毛の主な要因はヘアサイクルの乱れです。

治療を開始するとまず薬の効果でアナゲン(成長期)、テロゲン(休止期)をそれぞれ正常に戻せるように働きかけます。

その結果、ヘアサイクルを矯正するために初期脱毛が起こります。

しかし、治療が進むにつれてヘアサイクルが正常化し、抜け毛もおさまってきますので、むしろ初期脱毛はAGA治療の効果が現れ始めたサインといってよいでしょう。

1ヵ月~3ヵ月程度

AGA治療を始めてから約1ヵ月後、初期の抜け毛が落ち着き始めます。
これはヘアサイクルが正常化し始めた証拠で、この頃になると抜け毛が気にならなくなります。

なおAGA治療薬の使用にともなう一般的な副作用には、頭痛や胃腸の不調などがあります。

しかし、これらの副作用は一般的に軽度で短時間で終わることが一般的です。副作用が気になりだすのもこのくらいの時期ですが、心配はありません。気になるようでしたら、担当の医師へご相談ください。

全体として、AGA治療はほとんどの人にとって安全で効果的であると考えられています。

3ヵ月~半年程度

AGA治療を始めてから3~6ヵ月ほどで、AGA治療の効果を実感できる段階に入ります。

具体的には、産毛の発毛が始まる、以前より髪が太くなったように感じる、などです。
効果が目に見えはじめ、モチベーションが上がり始める時期でもあるので、この段階まで治療を続けられるかどうかが最初の関門といってもよいでしょう。

そして治療が成功するかどうかは、これからの数ヵ月が重要です。

この間は、根気よく治療計画に沿っていくことが大切であり、AGA治療において狙った結果を得るためには、継続的な治療が欠かせません。

半年~1年程度

AGA治療を始めて半年から1年ほど経つと、見た目や印象が変化してくるケースが多く見られます。周囲から 「何か雰囲気が変わったね」と言われるケースも多いようです。

ご自身の気持ちも楽になり、自尊心も向上するのがこのくらいの時期でしょう。外向的で自信に満ち溢れ、外見に誇りを持つようになる方もいらっしゃいます。

2年経過後

そしてAGA治療を始めて2年程度が経過すると、AGA治療としての効果がほぼ出揃い、減薬を検討してもよい段階となります。

ここで重要なのは、AGA治療には終わりがないということで、減薬しても服用を継続することが大切です。

AGA治療はどこでできるのか

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AGAの治療を始めようとする場合、どこへ行ったらよいのでしょうか。
クリニック?育毛サロン?それとも皮膚科・・・?いろいろあるので迷ってしまいますよね。

ここでは治療を行う方法についてまとめてみました。

クリニック(発毛外来)

AGA男性型脱毛症治療を専門とする医療機関のことで、発毛外来と呼ばれることもあります。専門の医師による医薬品の治療やそのクリニック独自の最新の発毛医療を受けられます。

育毛サロンとの大きな違いは医療機関であり、科学的根拠に基づいた治療を扱っていることです。

育毛サロン

独自のクレンジングや洗髪、育毛剤の処方で、頭皮の環境を改善し、発毛を促進させることは可能ですが、育毛サロンはエステ同様、医療行為は一切できません。また、薬を処方することもできません。

育毛サロンは、医療機関ではないけれども、薄毛や脱毛症のケアをおこなっているところになります。

皮膚科

皮膚科でもAGA治療をおこなっていますが、皮膚科での治療はAGAの進行を止めることが目的です。

そのため、プロペシア等の薬を処方してもらうことはできますが、頭皮のケアや頭皮に有効成分を注入するような発毛を促進させる治療は基本的におこなっていません。

個人輸入

個人で直接海外から治療薬を輸入したり、個人輸入代行業者を利用し、クリニックで処方されるような治療薬を安価で入手し治療する方法です。
インターネット等で簡単に入手できますが、その治療薬の安全性等は自己責任となります。

まとめ

AGAは、ヘアサイクルが乱れることによって抜け毛・薄毛が起こる進行性の病気です。
残念ながらAGAは完治しませんが、AGA治療薬を使用すれば、症状の改善が期待できます。

薬を飲み続ける必要はありますが、治療開始から2年程度で減薬したり、今後の治療について再検討することになるでしょう。

「最近髪のボリュームが減ったような気がする」「生え際が気になることが増えた」など、薄毛でお悩みの方はぜひ湘南AGAクリニックへお越しください。

無料カウンセリングにてお悩みやご要望をお伺いし、ご予算に応じて最適なAGA治療の方法を提案いたします。

薄毛でお悩みの方へ湘南AGAクリニックのAGA治療・薄毛治療

監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師