01 受付と問診
ご来院いただきましたら、まずは受付へお越しください。
その後、抜け毛や薄毛について、状態を正確に把握するため問診を行います。
AGAとは、「Androgenetic Alopecia」を略したもので、
「Androgenetic」は「男性ホルモン」、「alopecia」は「脱毛症」のことを意味します。
日本語では、男性ホルモン型脱毛症(男性型脱毛症)と呼ばれます。
日本では、およそ1,200万人以上の方が抜け毛や薄毛で悩んでおり、そのほとんどがAGA(男性型脱毛症)を原因としたものです。
一般的は30~50代の中年男性に多くみられる症状ですが、近年では20代をはじめとした若者のAGAも増えてきています。特にAGAは進行性がありますので、何もせずにいるとゆっくりと髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛が徐々に目立ってきます。
AGA(男性型脱毛症)は成人男性の脱毛症であり、主に男性ホルモンや遺伝が原因です。
成人男性にみられるハゲは多くの場合「AGA」を指します。
なお、それとは別にAGA以外にも免疫機能の異常やアトピーが原因で起こる「円形脱毛症」、髪を結ぶ際に身毛の毛を引っ張る事が原因で起こる「牽引性脱毛症」などの疾患や、栄養障害・ストレスが原因となることもあります。
毛髪は1本1本寿命があり、ある一定のサイクル(毛周期)にしたがって、成長しては抜け落ち、同じ毛根からまた新しい髪が生えてくるというサイクルを繰り返します。正常な毛髪のサイクルが保たれていれば、薄毛になることもありませんが、実はこのサイクルを乱す物質が存在します。それは、「DHT(ジヒドロテストステロン)」と呼ばれる男性ホルモンです。
DHTは、男性ホルモンの「テストステロン」が「5αリダクターゼ」という酵素の働きによって変化したもので、このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体(レセプター)と結びつくと、髪の毛の正常なサイクルを狂わせてしまいます。アルファーリダクターゼにはタイプⅠとタイプⅡの二種類が存在し、それぞれⅠ型DHTとⅡ型DHTを生成します。
AGAが出現する前頭部と頭頂部にはタイプⅡの5αリダクターゼが主に存在し、AGAが出現しにくい後頭部と側頭部にはタイプⅠが多く存在してるのです。
通常、生えた髪の毛は2年~6年は維持されるはずなのですが、DHTタイプⅡが標的器官である前頭部と頭頂部の髪の毛の毛乳頭細胞にある男性ホルモンレセプターに接続すると脱毛に関するタンパクを生成し、一気に毛髪の寿命を縮め、数ヶ月から1年で成長が止まってしまいます。
そのタンパク質の代表的なものがTGF-β1と考えられています。TGF-β1は細胞の働きを調節する内因性生理活性蛋白質でサイトカインの一種です。TGF-β1が毛包細胞に存在するTGF-β1レセプターに結合すると毛包細胞の細胞自然死(アポトーシス)が起こり、毛周期が退行期へ誘導されてしまうのです。
正常なヘアサイクル
正常なヘアサイクルの期間は、生えてから抜けるまで2~6年です。古くなった髪は、新たに生えてきた髪によって押し出され抜けていきます。
AGAのヘアサイクル
AGAが出現し、ヘアサイクルが乱れると通常のヘアサイクルより短い期間で、髪が成長しきる前に髪が抜け落ちます。また、1日に抜ける髪の毛の量も増えるので、髪の量が減少します。
AGAには7段階の進行度があります。ハミルトン・ノーウッド分類と言い、アメリカのハミルトン医師が作った7段階の分類です。この分類表を使って、現在のAGAがどのくらい進行しているのか、自分はどのタイプであるのかを確認し、その症状を把握したうえで症状に合ったベストな治療法を選択していくことができます。
型 | 症状 |
---|---|
I型 | おでこ(額)の生え際が徐々に後退し、薄毛が見られる。 |
II型 | I型が進行し、額の生え際が後退・剃り込みが段々と深くなる。 |
III型 | II型が更に進行し、額の生え際が切れ込むように深くなる。頭頂部には毛が残っている。 |
IV型 | III型が進行し額の生え際が大きく後退、頭頂部は薄毛が残る程度になる。 |
V型 | IV型が進行し頭頂部の進行と合わせ、つむじ回りの薄毛が広がる。 |
VI型 | 額の生え際から頭頂部まで症状が進行、AGAが進行しにくい横側との差が大きくなる。 |
VII型 | AGAが進行しきった状態、おでこから頭頂部、後頭部にかけて毛が無くなる。 |
IIa型 | I型が進行、M字の剃り込みだけでなく、額の中心も後退し始める。 |
IIIa型 | IIa型が更に進行し、おでこから頭頂部にかけて薄毛が広がる。 |
IVa型 | IIIa型が進行し、耳から前の前頭部は全体的に薄毛になる。 |
Va型 | IVa型が進行し、だんだんと口頭部にも薄毛が広がるようになる。 |
II Vertex型 | I型で額の剃り込みが進行することに合わせ、頭頂部にも薄毛が見られ始める。 |
III Vertex型 | II Vertex型が進行し、額の剃り込みと頭頂部の薄毛が顕著にみられる。 |
ハミルトン・ノーウッド分類において、Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型が該当します。
髪をかきあげた際など、額の左右が後退していることに気づき、発覚することも多くあります。AGAとしては初期段階ですが、放置することでU字型ハゲへと繋がる可能性があります。
U字型ハゲは「Ⅱa型」「Ⅲa型」「Ⅳa型」などが該当します。
M字ハゲの進行と合わせ、頭頂部についてもAGAが進行することで額から頭頂部にかけて薄毛が目立つようになります。O型ハゲも合わせて進行することがあり、より早い段階で治療を進めるべき進行パターンだと言えるでしょう。
上記の図における「Ⅱ型vertex」や「Ⅲ型vertex」、「Ⅳ型」とそれ以降の型が該当します。AGAの初期はもちろん、かなり進行した状態でも分類されます。頭頂部は額と比較して気付くきっかけが少なく、ある程度進行してから気付くこともあるため、注意が必要です。
AGAの治療・対策方法は大きくわけて下記の3つです。
フィナステリドとはAGAの進行を抑制する作用があり、日本の厚生労働省のような役割を持つ、アメリカのFDA(医薬品管理局)という機関にも認められている安全性の高い成分です。フィナステリドは、ヘアサイクルの乱れを治す働きをします。ヘアサイクルが正常な状態に戻ると、髪が早く抜け落ちたり、細くなる症状が改善されます。
AGAの進行を止めるには、フィナステリドの内服が必要になります。メソセラピーと自毛植毛は現在おこってしまっている薄毛部分を改善する事に役立ちますがAGAの進行を止める事はできません。
植毛とは髪の薄い部分に、人工の毛や自身の皮膚組織を植える施術のことをさします。
人工の毛を植える施術を「人工植毛」、自身の皮膚組織を植える施術を「自毛植毛」といいます。植毛の施術を行うことで、違和感なく髪が増えたように見せることが可能です。
特に自身の毛でおこなわれる自毛植毛は自分の毛ですから、抜けても生え変わり手入れもいりません。ただし、植毛をしてもフィナステリドを内服しなければ、植毛した毛だけが残り周りの毛が抜けていきます。
メソセラピーとは、AGA治療に適した成分を直接頭皮に注入する施術です。
メソセラピーには副作用が少ない、内服薬のみと比べて効果を早く実感できるというメリットがあります。
ただし、メソセラピーをしてもフィナステリドを内服しなければ、AGAの進行を止めることができません。
このように一口にAGA治療といっても、AGAの進行具合により適切な治療法を選択することが重要になります。
治療の進め方の細かな部分は主に、下記の流れで進行します。
01 受付と問診
ご来院いただきましたら、まずは受付へお越しください。
その後、抜け毛や薄毛について、状態を正確に把握するため問診を行います。
02 医師による診察
問診を終えたら医師による診察を行います。
どのような点が気になるのか、どのような仕上がり、効果を求めているのか医師へご相談ください。
03 薬の処方・治療
方針が定まった後、薬の処方・治療を開始します。薬の服用方法などは医師の指示を厳守ください。また、医師との定期的な診察・検診をすることでより効果的な治療を行います。
なお、湘南美容クリニックでは厚生労働省が認めるオンライン診察を進めています。初診からご来院いただかなくても、ご自身の都合に合わせ、いつでもどこでも診察を受けることが可能です。
効果が出始めるまでの期間には個人差がありますが、3ヵ月〜6ヵ月程と言われています。
また、効果が出始めるまでの期間は3ヵ月~6ヵ月ですが、その後も継続することが大切です。その理由は、薬をやめてしまうと抜け毛の原因である男性ホルモンが再び働き始め、元の状態に戻ってしまうからです。
薬をやめるのではなく、症状の改善度合いにより、薬の量や種類を変えていくことがおすすめです。
日本では1200万人、およそ成人男性の3人に1人が対象といわれています。AGAの特長として、前頭部や後頭部の髪がどちらか一方、または双方から症状がはじまります。 一般的にAGAは30〜50代の中年男性に多く見られますが、最近では若年化が進み20代でのAGAも増えてきております。男性の薄毛の80〜90%以上はAGAです。 決して人ごとではありません。進行性の脱毛症という特性から何も治療をせずに放っていると、髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛が除々に目立つようになります。湘南美容クリニックは、このAGAに対し、薬・毛髪再生メソセラピー・植毛という3つの施術から患者様に最も適した施術を ご提案することができる、国内唯一の髪の総合クリニックです。
以前は薄毛は治りませんでした。しかし、経口AGA治療薬の登場により、薄毛は確実に治療できる時代になりました。また薄毛の進行具合によっては、経口AGA治療薬だけでは治療が困難な症例があることも分かってきました。薄毛の医学的治療には大きく分けて3種類あります。
どの治療も有効ではありますが、それぞれ単独では完璧ではありません。 軽度な症状に対してはまずAGA治療薬が優先されますが、適切なマッサージなども重要です。 進行した薄毛には自毛植毛が必要な場合もありますが、自毛植毛をしても薬によるAGA治療は欠かせません。 つまり薄毛の状態に応じて3種類の治療の組み合わせを一人ひとりに適した治療の選択が重要なのです。 治療の結果が出た後は、様子を見ながらAGA治療薬の量を減らしたり、治療の頻度を減らしたり、患者様ご自身の意思で決めて頂けますので、 金額的な負担を少なくしていく事が可能です。AGA治療には、永続した薬の服用が必要になりますが、AGA薄毛治療の総合クリニックだからこそ、 様々な選択肢がありご自身で選択できるのです。
湘南美容クリニックでは、患者様の確かな実績と満足を第一優先に考え施術を行います。 そのため、無料カウンセリングやメール相談にも力をいれており、患者様のご満足に一歩でも近づくために日々努めております。 豊富な治療実績と治療内容、それにAGA治療に特化した医師が在籍し、専門的な視点から患者様へ適切なアドバイスを致します。AGA治療は簡単ではありません。ですが、いえだからこそ各種の優れた治療を組み合わせ一人ひとりの症状にあった最適な治療を選択する必要があるのです。 ところが世の中には、AGA治療薬を処方するだけのクリニックや毛髪再生メソセラピー専門クリニック、 自毛植毛専門クリニックなど単一の治療しか行っていないクリニックが多いのですが、3つの治療を全て行っているクリニックは殆どありません。どこのクリニックで治療を受けても同じだなんて言わせない、が湘南美容クリニックのモットーです。
AGAや薄毛に悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
最近薄毛が気になり始めた、AGAとは何だろうとお悩みの方は、「誰に相談したらよいのか」「どのように治療を始めればよいのか」と不安に思うことがあるでしょう。
その際は、ぜひ私たち湘南AGAクリニックの専門医へご相談ください。
一緒に対策を考え、治療を進めていきましょう。