20代から薄毛の原因AGAは発症するのでしょうか？今回はAGAがいつ発症するのか、AGA治療薬フィナステリドはいつから飲めばいいのか、その他AGAや薄毛の対策方法をご紹介します。
20代だけどハゲてきた？AGA発症の可能性
「まだ20代なのに髪が薄くなってきた気がする…」そんな悩みを抱えるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。また、薄毛に代表されるAGA（男性型脱毛症）は中高年だけの問題ではなく、実は20代でも発症する可能性があります。
皮膚科学会ガイドラインによると、20代男性の約10％がAGAを発症しているとされており、決して珍しいことではありません。AGAは進行性の脱毛症であり、放置すると徐々に薄毛が目立つようになります。
特に前髪の生え際や頭頂部の髪が細くなってきたと感じたら、それはAGAのサインかもしれません。「まだ若いから大丈夫」と油断せず、自分の髪の変化に気づいたときこそ、専門医へ相談することを検討してみましょう。
20代でAGAを発症する要因
AGAは20代でも発症する可能性があることをお伝えしましたが、20代でAGAを発症したり、進行を早める原因は以下の5つが挙げられます。
- 遺伝
- 生活習慣の乱れ
- ストレス
- 間違ったヘアケア
- 男性ホルモン（テストステロン）の変化
遺伝
AGAの発症には遺伝的要因が大きく関与しています。特に家族に薄毛の人がいる場合、同じように若いうちからAGAを発症する可能性が高くなります。ご自身の家系に薄毛の方がいないか確認してみましょう。
生活習慣の乱れ
特に20代で普段の生活習慣がおろそかになっている方も多いのではないでしょうか。偏った食生活、運動不足、睡眠不足といった生活習慣の乱れは、頭皮の血行不良やホルモンバランスの崩れを引き起こし、AGAの進行を早めることがあります。
タンパク質やミネラル、ビタミンがバランスよく取れるような食生活や適度な運動、十分で質の高い睡眠ができるよう、生活習慣を見直す必要があるでしょう。
ストレス
20代は生活環境の変化も多く、職場の人間関係や日常のちょっとしたことでストレスを抱えがちです。ストレスは自律神経やホルモンバランスに影響を及ぼし、血流の悪化や抜け毛を促進する要因になるため、精神的なケアもAGA対策には重要です。
間違ったヘアケア
毎日のシャンプーやスタイリング剤の使い方にも注意が必要です。洗浄力の強すぎるシャンプーや過度な摩擦、長時間の整髪料の使用は頭皮に負担をかけ、炎症や毛根へのダメージを引き起こす可能性があります。
男性ホルモン（テストステロン）の変化
ホルモンバランスの変化もAGAの要因となります。
AGAは男性ホルモンの一種であるテストステロンが、DHT（ジヒドロテストステロン）に変換されることで進行します。とくに20代はこのテストステロンの分泌が活発なため、相対的にDHTが毛根に悪影響を与える可能性も高くなるのです。
AGA治療薬は若いうち（20代）から服用した方が効果的
AGA治療のファーストチョイスとしてよく選ばれるのが、フィナステリドを含む内服薬です。
そもそもAGAは男性特有の進行性の脱毛症であり、なんら対策を講じなかった場合、どんどん進行していってしまいます。そのため、症状が進行してから治療薬を使用するよりも、早い段階から進行を抑制するための内服薬を服用し始めたほうが効果的とされています。
また、フィナステリドを含む内服薬だけでのAGA治療は、毛根が消滅してしまっていると難しくなります。毛根が消滅してしまっている場合は、植毛といった薬以外の治療が必要になってしまうのです。
20代の場合、毛根がなくなっている可能性は低いため、治療の効果も実感しやいことから、若いうちに治療を始めることが推奨されます。ただし、AGAは進行性の病気であることから完治は難しいとされていることに注意しましょう。
詳細は以下の記事でもご紹介しています。
AGAは治る？治療の期間や半年・1年後の経過について
湘南AGAクリニックではフィナステリドを含んだオリジナル治療薬をご用意しています。
30代以下まではお得に治療を始められるU20応援割も行っていますのでぜひご覧ください。
20代のAGAでチェックするべき初期症状
20代のAGAでは以下のような症状が見られた場合、AGAを意識する必要があるでしょう。
- M字の剃り込みが深くなる
- 生え際が後退し始めている
- 頭頂部が薄くなり始めている
このような症状が気になった場合は専門のクリニックで検査を受けてもよいかもしれません。AGAでは毛が細くなるなどの特徴もあるため、専門の機器で確認をすることでより正確に症状を把握する事が出来ます。
AGAかどうかセルフチェックを行うことも可能です。
詳細は以下の診断コンテンツからご確認ください。
薄毛診断（AGAのセルフチェック）を見る
20代からできるAGA・薄毛対策
AGA・薄毛の対策をご紹介します。
食生活の改善と十分な睡眠をとる
20代の方は環境の変化により暴飲暴食や睡眠不足、過度なストレスなどが多くみられます。これらは血行不良の原因となり頭皮環境を悪化させ、抜け毛や薄毛のリスクを高めます。
1日3食、バランスのよい食事を心がけましょう。髪の毛の成長にはビタミンB群やタンパク質、亜鉛などがおすすめです。
また、髪の毛は睡眠時に成長します。1日6時間以上睡眠を取りましょう。
過度な飲酒と喫煙を控える
二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドが、AGAの原因であるジヒドロテストステロンを増加させることがわかっています。分解できなかった量が多いほど、薄毛を引き起こすリスクも高まるため、適度な飲酒を心がけましょう。
また、喫煙は血行不良の原因となります。髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなり、元気な髪の毛が生えてこなくなります。なるべく控えるようにしましょう。
頭皮環境を改善する
正しい頭皮ケアを日頃から心がけましょう。
優しくマッサージするように洗うことで、血行がよくなり髪の毛の成長を促します。また、温度の高いお湯で洗ってしまうと余分な皮脂も落としてしまうため、適度な温度のお湯で洗いましょう。
育毛剤や育毛シャンプーを活用するのもおすすめです。市販のシャンプーを使用する際は、アミノ酸系やベタイン系のシャンプーを選ぶと髪の毛や頭皮へのダメージを抑えられます。
フィナステリドを服用する
フィナステリドは日本皮膚科学会のAGA治療ガイドラインが推奨するAランク治療であり、AGA治療のファーストチョイスです。
AGAの進行をストップさせる働きがあり、発症する前の予防にも効果的です。
なお、AGA治療薬は個人輸入で購入できる可能性もありますが、しっかりとAGA治療を扱っているクリニックで診察を受けたうえで購入しましょう。もしあなたの薄毛の原因がAGAでない場合、その治療薬は効果をなさないかもしれません。
あくまでも独自の判断ではなく、医師の診察の元治療をすすめることが推奨されます。
フィナステリドについての細かな効果や副作用については以下のページをご覧ください。
フィナステリドの詳細を見る
20代のAGA治療はフィナステリドだけ予防として服用すればよいのか
AGA治療において、フィナステリドは進行を抑える代表的な内服薬として広く用いられています。
20代でAGAを発症した場合も有効とされていますが、「フィナステリドだけで十分か」と言われると、一概には言えません。フィナステリドは抜け毛の進行を抑える効果はあるものの、すでに薄毛が進んでいる場合はミノキシジルなどの発毛成分との併用が推奨されることもあります。
これまでにご紹介した日常的な改善はもちろん、ご自身の薄毛の状態に合わせて適切な治療薬・治療方法の選択をすることが大切です。
AGA治療薬の費用相場
AGA治療薬の費用は、1ヵ月で15,000〜30,000円が相場といわれています。
まず初診料や再診料がかかってきます。クリニックにより異なりますが、初診料は無料〜5,000円、再診料は1,000〜3,000円程度です。
次に検査料です。薬の副作用の有無やアレルギー、薄毛の進行レベルを確認するために血液検査やマイクロスコープでの検査をおこないます。初診時、その後は半年〜1年に1回おこないますが、1回の検査料は5,000〜10,000円が一般的です。
AGA治療薬は目的や薄毛の進行レベルによって処方されます。薬代の相場は以下の通りです。
| フィナステリド | 5,000〜8,000円 |
|---|---|
| ザガーロ（デュタステリド） | 8,000円〜10,000円 |
| ミノキシジル | 10,000円〜 |
なお、湘南AGAクリニックでは30歳までの方に向けU30応援割を実施しています。
20代のAGA治療・治療費用については下記よりご覧ください。
20代のAGA治療【U30応援割】
20代のAGA治療症例をピックアップ
こちらは20代男性、AGA治療薬内服6ヵ月の症例写真です。
頭頂部、生え際のボリュームダウンや透け感が気になりはじめ、受診された患者さまです。
AGA治療薬の効果がしっかりと確認できています。AGAは進行性の疾患のため、症状が重くならないうちに対策を行うことが大切となります。
治療期間：6ヵ月
施術名：AGA治療薬
ドクターコメント：生え際と頭頂部のボリュームダウン、透け感が気になりAGA治療薬で治療を開始しました。6ヵ月後、しっかりと生え際の密度の上昇、頭頂部の透け感の縮小を認めました。
まとめ
今回は20代の薄毛の要因とAGA治療についてご紹介しました。
男性の薄毛というと壮年期や中年期以降にみられるイメージが多いですが、AGAと呼ばれる男性型脱毛症は20代でも10％が発症します。環境の変化でストレスや生活習慣が乱れがちな20代。薄毛が気になるな？と思ったらAGAを疑ってぜひクリニックを受診してみてください。
監修医情報
湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師
経歴
- 1994年三重大学医学部卒業
同付属病院脳神経外科入局 - 2001年大手美容外科勤務、院長職
- 2009年湘南美容外科クリニック勤務
- 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
- 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務
運営者情報
| 運営クリニック | 湘南AGAクリニック 新宿本院 |
|---|---|
| 住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階 |
| お問い合わせ | 0120-548-911 |
| 院長 | 斎藤 浩一医師 |
