フィナステリド錠の用法は1日1回の経口投与です


フィナステリド錠の用法は極めてシンプルで、1日に1回の経口投与をおこなうということだけです。一般的な医薬品の場合、1日に2回服用したり3回服用したりするケースが多いですが、フィナステリドの効果は24時間持続するため、1日に1回の服用で構いません。

フィナステリドは厚生労働省によって「発毛効果がある」と認められている有効成分の1つで、国内ではプロペシアと呼ばれるフィナステリド錠が男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)の治療薬としてよく知られています。フィナステリドは内服タイプの治療薬が認可されているので、経口投与が可能となっています。

フィナステリド錠の用法は1日1回の経口投与となっています

フィナステリド錠の用法は、1日に1回経口投与するという極めてシンプルなものです。というのもフィナステリドの効果は24時間持続するからです。

一般的な医薬品の場合、有効成分の持続時間が平均すると8時間程度であることが多いため、朝晩の2回服用したり、朝昼晩の3回服用したりする必要があります。その点フィナステリド錠は1日に1回服用すればよいだけなので、服用を継続しやすいです。

フィナステリドは厚生労働省によってその発毛効果を認められていますが、フィナステリド以外に発毛効果が認められているのは、デュタステリドとミノキシジルだけです。またフィナステリドとデュタステリドは内服タイプの医薬品が認可されていますが、ミノキシジルに関しては塗り薬タイプのみが認可されています。

ただ実際に男性型脱毛症の治療を専門としているクリニックでは、タブレットタイプのミノキシジル(通称ミノタブ)を利用しているところも少なくありません。というのも塗り薬タイプのミノキシジルより、内服タイプのミノキシジルタブレットの方が、発毛効果が高いからです。

ただしミノキシジルタブレットは塗り薬タイプのミノキシジルより副作用のリスクが高いので、医師の指導下で服用することが重要です。

フィナステリド錠はいつ服用してもよいということです


フィナステリド錠の用法は1日に1回経口投与するというシンプルなものですが、服用するタイミングについてもとくに制限がありません。1日に1回服用しさえすれば、時間帯も問われませんし、食事の前に服用しても、食事の後に服用しても構いません。

国内で男性型脱毛症の治療に用いられている代表的なAGA治療薬として「プロペシア」の存在があげられますが、プロペシアを食前に服用した場合と食後に服用した場合とで、効果に有意な差は認められなかったということです。

食前に服用すべき医薬品としては食欲を抑える医薬品や血糖値の上昇を抑える医薬品などがあり、食後に服用すべき医薬品としては、胃腸への負担が大きい医薬品や、食事と一緒に体内に入ることで、その効果が上がる医薬品などがあげられています。

フィナステリド錠は胃腸への負担が少なく、副作用のリスクも比較的低い医薬品であることから、食事に関する制限がありません。

その他フィナステリド錠には飲み合わせもないので、風邪薬を飲んでいたり、男性機能を回復させる医薬品(ED治療薬)を飲んでいたりしても、併用することが可能です。

フィナステリド錠は夜に服用するのがおすすめです

フィナステリド錠は基本的にいつ服用しても構わないのですが、どちらかというと夜に服用するのがおすすめです。なぜならフィナステリド錠は1日に1回服用するタイプの医薬品だからです。

男性型脱毛症の特徴として「進行性」ということがあげられます。つまりフィナステリド錠の服用を1回忘れれば、1日分だけ男性型脱毛症が進行してしまうのです。

そのため毎日決まった時間に服用することが重要なのですが、服用する時間を朝の忙しい時間帯や昼休みの短い時間帯に設定していると、飲み忘れのリスクが高くなってしまいます。その点で時間的余裕のある夜にフィナステリド錠を服用すると決めておけば、飲み忘れのリスクを下げることができるのです。

また夜に頭皮を清潔に洗い、男性型脱毛症の治療薬以外のヘアケア(育毛剤や頭皮マッサージなど)を合わせておこなうことで、薄毛の改善効果を高めることもできます。その後に良質の睡眠をとることで、健康な髪の毛を育むことが期待できるのです。

(まとめ)フィナステリド錠の用法とは?

1.フィナステリド錠の用法は1日1回の経口投与です

フィナステリド錠の用法は、1日に1回経口投与するというシンプルなものです。フィナステリドは厚生労働省によって錠剤タイプの医薬品が認められているため、経口投与が可能となっています。

またフィナステリドの効果は24時間持続します。

2.フィナステリド錠の用法は1日1回の経口投与となっています

フィナステリドの効果は24時間持続するので、原則としてフィナステリド錠の服用は1日に1回となっています。フィナステリド以外に発毛効果を認められているのはデュタステリドとミノキシジルだけです。

3.フィナステリド錠はいつ服用してもよいということです

フィナステリド錠は基本的にいつ服用しても構いません。1日に1回服用しさえすれば、時間は問わないということです。また食事の前に服用しても、食事の後に服用しても、その効果に有意な差は認められないということです。

4.フィナステリド錠は夜に服用するのがおすすめです

フィナステリド錠は基本的にいつ服用しても構わないのですが、どちらかというと夜に服用するのがおすすめです。なぜなら夜は比較的ゆっくりできるという人が多いので、フィナステリド錠の飲み忘れを防止できるからです。

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監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
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院長 斎藤 浩一医師