フィナステリド錠の服用は食後でなくても大丈夫です


結論から言うと、フィナステリド錠の服用は食後でなくても大丈夫です。国内で男性型脱毛症の治療に用いられているフィナステリド錠としては、プロペシアがよく知られています。

プロペシアの国内販売元はMSD株式会社です。MSD株式会社の発行するプロペシアの添付文書には、食事の有無にかかわらず服用することが可能であること、および食前に服用した場合と食後に服用した場合とで、フィナステリドの作用に有意の差が認められないことが明記されています。

そのためプロペシアを始めとするフィナステリド錠は、食後に服用しなくても大丈夫です。

フィナステリド錠の服用に食事のタイミングは関係ないです

フィナステリド錠を服用する際、食事のタイミングに気にする必要はありません。一般的な医薬品の場合、食事の前に服用すべきものがあれば、食事の後に服用すべきものもあります。

一般的な医薬品の場合、食事の前に服用して食欲を低下させたり、食後に服用してその効果を高めたりする必要があるからです。また一般的な医薬品の効果は平均して8時間程度であることが多いため、朝晩の2回服用したり、朝昼晩の3回服用したりすることが求められます。

ところがプロペシアに代表されるフィナステリド錠の効果は24時間持続するため、基本的に1日に1回服用しさえすれば、そのタイミングは問われません。またフィナステリド錠の効果は食前に服用しても食後に服用しても誤差程度の違いしかありません。

フィナステリド錠を飲む時間さえ決めておけば食前でも食後でも構わないのです。その他、フィナステリド錠には飲み合わせもありませんし、副作用のリスクもそれほど高くないというメリットがあります。

夜に服用するメリットはあります


フィナステリド錠は基本的に1日に1回服用しさえすれば、どのタイミングで飲んでも構いません。ただフィナステリド錠を夜に服用することにはいくつかのメリットがあります。

フィナステリド錠を夜に服用するメリットとしてはまず、飲み忘れを防止できるということがあげられます。いくら1日に1回服用しさえすればよいとはいえ、慌ただしい朝の時間帯だと飲み忘れのリスクが高くなりますし、お勤めの人の場合、お昼休みも忙しくて飲む暇がないかもしれません。

その点で一般的に夜はゆっくりできる人が多いので、フィナステリド錠を飲み忘れる危険性が低下します。フィナステリド錠を夜に服用するメリットとしては、ヘアケアを同時におこなえるということも挙げられます。

男性型脱毛症の治療をおこなっている人の場合、夜にシャンプーをするケースがほとんどだと思います。なぜなら朝シャンには男性型脱毛症を悪化させるリスクがあるからです。

夜にシャンプーをして頭皮を清潔にし、フィナステリド錠を夜に服用する服用した上で良質の睡眠を取ることができれば、男性型脱毛症の改善効果を高めることが期待できるというものです。

男性型脱毛症には進行性という特徴があります

男性型脱毛症(AGA:Androgenetic Alopecia)には「進行性」という特徴があります。そのため毎日決まった時間にフィナステリド錠を服用することが重要なのです。

フィナステリド錠には1日に1回服用しさえすれば、いつ服用してもよいというメリットがあるのですが、仮に1回服用を忘れてしまうと、次回の服用までにかなりの時間が空いてしまいます。

男性型脱毛症は進行性の脱毛症なので、1日フィナステリド錠の服用を怠ると、1日分だけ男性型脱毛症が進行してまうのです。

フィナステリドの効果が24時間続くことには大きなメリットがあるのですが、だからこそ飲み忘れには気をつけなければなりません。ただしフィナステリド錠を1回飲み忘れたからと言って、次回に2錠服用するようなことは避けましょう。

2錠服用したからと言って飲み忘れた分を取り戻せるわけではありませんし、かえって副作用のリスクを高めてしまう危険性があります。

(まとめ)フィナステリド錠は食後に服用した方がいい?

1.フィナステリド錠の服用は食後でなくても大丈夫です

フィナステリド錠の服用は、食後でなくても大丈夫です。国内で用いられている代表的なフィナステリド錠がプロペシアですが、プロペシアの添付文書にはプロペシアの服用に食事の有無は関係ないこと、および食事の前後で効果に差がないことが明記されています。

2.フィナステリド錠の服用に食事のタイミングは関係ないです

フィナステリド錠を服用する際、食事のタイミングを気にする必要がありません。なぜならフィナステリドの効果は食前であっても食後であっても変わりがないからです。またフィナステリドには飲み合わせがないというメリットもあります。

3.夜に服用するメリットはあります

フィナステリド錠は1日に1回服用しさえすれば、どのようなタイミングで服用しても構いません。ただ夜の決まった時間に服用するよう決めておけば飲み忘れを予防できますし、ヘアケアを同時におこなうことで、発毛効果を高めることが期待できます。

4.男性型脱毛症には進行性という特徴があります

男性型脱毛症(AGA)には「進行性」という厄介な特徴があります。そのためフィナステリド錠を飲み忘れた場合、その分だけ脱毛症が進行してしまうのです。そうならないためにも、毎日決まった時間にフィナステリド錠を服用しましょう。

薄毛でお悩みの方へ湘南AGAクリニックのAGA治療・薄毛治療

監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師