フィナステリド（プロペシア）とは？
フィナステリド（プロペシア）は、AGA治療の代表的で最もスタンダードな治療薬です。「プロペシア」は治療薬品名であり、このプロペシアに含まれる有効成分を「フィナステリド」といいます。
フィナステリドは、薄毛の進行をストップする効果と、ヘアサイクルの乱れを正常に戻す効果が期待できます。AGAの原因の1つであるDHTという男性ホルモンは、「5α-リダクターゼ」という酵素と結びつくことで生じます。
フィナステリドはこの5α-リダクターゼの働きを抑制する作用があり、DHTの発生を抑え、AGAの進行をストップできる仕組みです。
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フィナステリド（プロペシア）服用中は献血できない？
フィナステリド服用中は献血できません。フィナステリドを服用していると、当然血液中にフィナステリドの成分が含まれてしまいます。このフィナステリドの成分は、献血を受ける方に悪影響を与えるリスクがあるのです。
そのため服用中はもちろん、服用を止めても、1ヵ月を経過しないと献血はできないことになっています。この1ヵ月というのは、日本赤十字社の血液事業部で定められています。なぜなら服用を止めたあとも血中にフィナステリドが残留しており、消失させるために期間を置く必要があるからです。
フィナステリド（プロペシア）服用中に献血できない理由
フィナステリド服用中に献血ができない理由は、女性がフィナステリドの成分を身体に取り込むことは禁忌とされているからです。フィナステリドは男性ホルモンに働きかける薬のため、女性が服用したり触れたりすると、悪影響を与える恐れがあります。
特に妊娠中の場合、男の子の胎児の生殖器の発達に関わるリスクをはらんでいます。そのため、フィナステリドの服用は、成長段階の未成年の男児にも禁止されています。
フィナステリド服用中、または1ヵ月を経過しない間の献血は、絶対にしないようにご注意ください。
フィナステリド（プロペシア）服用中に献血してしまったらどうすべき？
万が一知らずに献血してしまった場合は、迅速に所轄の赤十字血液センターへ連絡してください。献血時に交付される献血カードに、連絡先が載っています。
そこで、プロペシアを服用中であった旨と、「献血者コード」をお伝えしてください。
献血者コードとは、献血カードに記載されている2桁+8桁の番号のことです。献血カードが手元にない場合は、日本赤十字社の献血Web会員サービスで本人確認をして献血コードを確認することも可能です。
その他のAGA治療薬服用中は献血できる？
フィナステリドの他にも、AGA治療薬としてデュタステリド（サガーロ）やミノキシジルがあります。いずれも効果が認められている治療薬ですが、献血の可否や注意点はそれぞれ異なります。
デュタステリド（ザガーロ）
デュタステリドは、フィナステリドと同じくAGAの進行を遅らせる効果にプラス、発毛効果が期待できる治療薬です。フィナステリドよりも、約1.6倍の発毛効果があるといわれています。
フィナステリドと同様に、デュタステリド服用中の献血はできません。女性や未成年の献血者にリスクがあるためです。さらにデュタステリドは、前立腺肥大症の治療薬の主成分としても用いられています。そのためデュタステリドの場合は、服用を中止してから6ヵ月の期間を置く必要があります。
ザガーロの詳細については下記よりご覧ください。
AGA治療薬のザガーロについて詳しくみる
ミノキシジル
ミノキシジルは、主に血管拡張による発毛効果が期待できるAGA治療薬です。ミノキシジルは外用薬として用いられることが多く、患部に直接塗布するタイプで、女性の使用が可能です。フィナステリドやデュタステリドとは、作用機序が異なるため献血に関する規制は特に設けられていません。
したがって、ミノキシジルの外用薬（塗り薬やスプレー）を使用中の場合は、献血ができるということです。
ただしミノキシジルの内服薬（飲み薬）の場合、同じく未成年者・高齢者・妊娠中の女性などの服用は禁止されています。つまり献血時にも他の献血者へのリスクが考えられます。内服中は献血を控えるか、必ず採血現場の医師に申告して判断にしたがってください。
まとめ
フィナステリド服用中は、女性や未成年者に悪影響が及ぶリスクがあるため、献血ができません。
フィナステリド以外にも、服用中の薬の内容によって献血ができない場合があります。採血現場では問診等をおこない、検診医師が献血の可否を判断しますので、服用中の薬は必ず申告するようにしてください。
万が一服用中に献血をしてしまった場合は、血液センターに連絡しましょう。
フィナステリドは、AGAの代表的な治療薬です。注意事項を守って正しく使うことで、AGAの進行を食い止められます。当院では、フィナステリドが配合されたオリジナルの内服薬「タブレットF」のご用意があります。プロペシアと同等の効果を持ちながら、初回1,800円からと低価格で提供しています。「薄毛が気になっている」「まずは治療薬でAGAを改善したい」と考えている方は、お気軽にご相談ください。
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監修医情報
湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師
経歴
- 1994年三重大学医学部卒業
同付属病院脳神経外科入局 - 2001年大手美容外科勤務、院長職
- 2009年湘南美容外科クリニック勤務
- 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
- 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務
運営者情報
| 運営クリニック | 湘南AGAクリニック 新宿本院 |
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| 住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階 |
| お問い合わせ | 0120-548-911 |
| 院長 | 斎藤 浩一医師 |
