プロペシアはどのくらいで効果が出るのかは人それぞれです


プロペシアの服用を開始してからどれくらいで効果が出るのかは人それぞれです。服用を開始したときの年齢・頭髪の状態・頭皮環境・運動習慣の有無・ストレス・健康状態など、さまざまなことが、効果が出るまでの期間を左右します。

なぜかというと男性型脱毛症の原因は1つではないからです。

男性型脱毛症は遺伝だけでなく、生活習慣・ストレス・飲酒習慣・喫煙習慣・健康状態など、たくさんのリスクファクターが複雑に絡み合って起こるからです。

プロペシアの効果が現れるまでの期間には個人差があるため継続した使用が推奨されています

プロペシアの効果が現れるまでの期間には個人差があります。なぜなら一口に男性型脱毛症と言っても、その原因は実にさまざまだからです。

男性型脱毛症というと遺伝のせいだと思われがちですが、遺伝によって男性型脱毛症を発症するのは、薄毛全体でみた場合4分の1程度にしか過ぎません。

その他の多くの薄毛は、生活習慣・ストレス・睡眠習慣・運動習慣・喫煙・アルコールの過剰摂取など、多くの要因が複雑に絡み合って起こっているのです。

そのためプロペシアを服用したとしても、リスクファクターを多く抱えている人は発毛まで時間がかかりますし、規則正しい生活をしている人は短期間での発毛効果が期待できる訳です。

プロペシアは服用すればどんどん髪の毛が生えてくる魔法の薬ではありません。

継続して服用することによって髪の毛が生えてくる土壌となる頭皮環境を整え、本来の頭髪の状態にすることが重要なのです。

そのため男性型脱毛症を専門とする病院やクリニックでは、最低でも半年はプロペシアの服用を続けるよう推奨しています。

仮に1年間プロペシアの服用を継続した場合、58%の人に改善効果が見られるということです。その効果は2年で68%に上昇し、3年服用すると78%まで上昇します。

プロペシアにはヘアサイクルを整える働きが期待されています


男性型脱毛症に限ったことではありませんが、抜け毛が増えている人のほとんどに、「ヘアサイクル」の乱れが見られます。ヘアサイクルは髪の毛が生えてから抜け落ちるまでの周期のことです。

人間の頭髪はおよそ10万本あるとされており、それぞれ異なったヘアサイクルを持っています。そのためいっぺんに髪の毛が抜けるようなことはないのです。

ヘアサイクルは通常、髪の毛の「成長期」→「退行期」→「休止期」→「成長期」といった具合に推移します。ところがなんらかの原因で髪の毛の成長期が短くなると、髪の毛が成長しきらないうちに抜け落ちるのです。

そしてヘアサイクルの乱れた髪の毛が増えることによって、徐々に薄毛が目立つこととなるのです。男性型脱毛症を発症している場合、TGF-βと呼ばれる「退行期誘発因子」によってヘアサイクルが乱されてしまいます。

TGF-βは男性ホルモンが強力化したジヒドロテストステロンが、アンドロゲンレセプターと結合することで産生されます。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドにはジヒドロテストステロンの産生を抑制する効果があるため、ヘアサイクルを正常化する働きが期待されているのです。

プロペシアは毎日服用することが重要です

プロペシアの服用は毎日継続することが重要です。一般的に医薬品は朝晩の2回飲んだり朝昼晩の3回飲んだりしますが、プロペシアは1日に1回飲むだけで構いません。

ただ1日1回だからこそ忘れてしまうリスクが高いとも言えます。プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、服用してから24時間が経過するとその効果を完全に失うのです。

日本皮膚科学会の策定する「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」によると、男性型脱毛症は「進行性」の脱毛症であると定義されています。

そのためプロペシアを1日飲み忘れたとしたら、1日分薄毛が進行してしまう訳なのです。

そのような事態を回避するためにも、プロペシア服用の時間をきめ、毎日同じ時間に服用することを心がけましょう。プロペシアは基本的に食前に服用しても食後に服用してもその効果に差異が見られません。

ただ一般的な医薬品は食後に服用するケースが多いので、飲み忘れを防ぐためにも、プロペシアも食後に服用するとよいでしょう。

(まとめ)プロペシアはどのくらいで効果が出る?

1.プロペシアはどのくらいで効果が出るのかは人それぞれです

プロペシアの服用を開始してどれくらいで効果が現れるのは人それぞれです。

なぜなら男性型脱毛症は遺伝以外にも、ストレス・生活習慣・飲酒習慣・喫煙習慣など、さまざまなファクターが複雑に絡み合って起こるからです。

2.プロペシアの効果が現れるまでの期間には個人差があるため継続した使用が推奨されています

プロペシアの効果が出てくるまでの期間には個人差があるため、専門の病院やクリニックでは半年以上の服用を推奨しています。

1年間の服用で58%、2年間で68%、3年間で78%の人に改善効果が見られると言われています。

3.プロペシアにはヘアサイクルを整える働きが期待されています

プロペシアに含まれている有効成分のフィナステリドには、ジヒドロテストステロンの産生を抑え、ヘアサイクルを正常化させる働きが期待されています。

それによって抜け毛を予防し、男性型脱毛症の進行を遅らせるのです。

4.プロペシアは毎日服用することが重要です

プロペシアは毎日服用することが重要な医薬品です。なぜならプロペシアの有効成分であるフィナステリドの効果は24時間で失われてしまうからです。

飲み忘れを防ぐためにも、毎日決まった時間にプロペシアを服用しましょう。

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監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
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東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師