プロペシアによって体毛が薄くなることがあります


プロペシアが効果を発揮するための仕組みは、ジヒドロテストステロンにあります。ジヒドロテストステロンはヒゲや胸毛を増やす、筋肉を増強させるなどに深く影響しているホルモンです。

このホルモンを抑制するのがプロペシアです。そのためプロペシアを服用することで、ヒゲや胸毛が減る可能性があります。

つまり体毛も薄くなると言われています。しかしミノキシジルを併用している場合、体毛が濃くなる場合もあります。

人によって症状は異なるため、状態に不安がある場合はドクターに相談してください。

プロペシアはジヒドロテストステロンの生成を抑制します

ジヒドロテストステロンとは、男性には重要なホルモンと言われています。母親の胎内にいるときに、ジヒドロテストステロンの働きによって男性器が発達し、男の子になると言われています。

筋肉を発達させる、ヒゲや体毛を増やすなどの成長過程においても深く影響していると考えられています。男性的な身体になる上で欠かせないホルモンと言えます。

  • 陰毛が生える・声変わりをするなど
  • 筋肉の増加や維持
  • 性欲の亢進
  • 精神面(攻撃性や考え方など)

しかし大人になってからは、薄毛や抜け毛を進行させるなどの働きもあり、弊害になっている場合もあります。

プロペシアは、ジヒドロテストステロンの生成を抑制する働きがあります。その働きによって、薄毛や抜け毛を緩和させる効果が期待できます。

ジヒドロテストステロンの生成を抑制することによって、ヒゲや胸毛などが薄くなる場合があります。さらに性欲が減ると言った症状が引き起こされる可能性もあります。

ただし症状の現れ方は、人によって変わってきます。体毛が薄くなったと感じない人も多くいます。

ミノキシジルを用いると体毛が濃くなる可能性もあります

プロペシアと並んで薄毛治療に利用されるものとして、ミノキシジルと呼ばれるものがあります。ミノキシジルは頭皮の環境や血流を改善させる働きがあり、髪だけでなく全身の体毛を育てる効果が期待されています。

そのためミノキシジルをプロペシアとともにお使いの場合には、体毛が薄くならずに濃くなる可能性もあります。人によって、体毛が濃くなるか薄くなるかはわかりません。

体毛が異常に変化すると感じた場合には、専門医の診察を受けるようにしてください。状態に応じて、適切な対応を行えるようになります。

プロペシアは体毛以外にも、体内にいろんな変化をきたす副作用が生じる可能性があります。ただ副作用が生じるというのはプロペシアに限ったことではありません。

たとえば風邪薬などであっても、場合によっては体調に変化を感じることがあります。身体に対して何らかの形で効果が期待できるものには、効果以外の作用も起こりうるということは覚えておきましょう。

プロペシアは、他のものと比べ変化が著しく起こりやすいという訳ではありません。ただ体質や体調など状態によって、症状が現れやすくなることがあります。

継続して使用するものだからこそ、専門医にきちんと変化を話すようにしてください。もし身体へ負担となる症状が出た場合はすぐさま専門医と相談の上、対処を行う必要があるでしょう。

セルフケアによってジヒドロテストステロンを減らすことは難しいです

ジヒドロテストステロンを減らすことで、薄毛の進行を抑制すると言われています。このための方法として、サウナで汗をかく、亜鉛の意識的に摂取するなどのセルフケアが挙げられることがあります。

しかしこれらの方法はどちらもジヒドロテストステロンが減るという、研究データが存在しません。そのため薄毛を予防し、治療したいと考えるのであれば、適切な専門クリニックの受診がおすすめと言えるでしょう

ただ医学的な根拠は全くないものの、サウナによって血流が改善すること自体は頭皮にとってよい影響に繋がります。血行や血流を向上させたいと考えるのであれば、サウナを併用してみるのもよいかもしれません。

また亜鉛は、たんぱく質の合成に深く関わっている栄養素です。そのため髪の健康のためには必要不可欠な栄養素と言えます。

薄毛治療とは別で、髪の毛自体を気遣いたいという場合であれば、牡蠣・赤みの肉・ナッツ類など、亜鉛を含む食材を積極的に摂り入れるのもよいでしょう。

(まとめ)プロペシアを飲むと体毛が薄くなるの?

1.プロペシアによって体毛が薄くなることがあります

ジヒドロテストステロンはヒゲや胸毛を増やすなどの働きがあります。プロペシアは、ジヒドロテストステロンを減らす作用があります。

その結果として体毛が薄くなる場合があると言われています。ミノキシジルを併用している場合、体毛は濃くなることもあります。

2.プロペシアはジヒドロテストステロンの生成を抑制します

ジヒドロテストステロンは、成長過程において欠かせないホルモンです。筋肉の発達や性欲の亢進などに深く関わっています。

プロペシアはジヒドロテストステロンの生成を抑制するため、体毛を薄くする症状が現れます。人によって症状の出方は変わってきます。

3.ミノキシジルを用いると体毛が濃くなる可能性もあります

ミノキシジルは、血流を改善させ、全身の体毛を育ちやすくする作用があります。そのためミノキシジルと併用すると、体毛は濃くなる可能性があります。

人によってどう変化するかは、わかりません。医師に相談しながら、治療を継続するようにしましょう。

4.セルフケアによってジヒドロテストステロンを減らすことは難しいです

サウナや亜鉛の摂取でジヒドロテストステロンが減るという話に医学的な根拠はありません。ただ血流が改善されること自体には体や頭皮によいと言えます。

また亜鉛はたんぱく質の合成に関わるため、髪の健康を気遣うのであれば効果的かもしれません。

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監修医情報

斎藤医師

湘南AGAクリニック
新宿本院院長 斎藤医師

経歴

  • 1994年三重大学医学部卒業
    同付属病院脳神経外科入局
  • 2001年大手美容外科勤務、院長職
  • 2009年湘南美容外科クリニック勤務
  • 2016年湘南AGAクリニック大阪院勤務
  • 2023年湘南AGAクリニック新宿本院勤務

運営者情報

運営クリニック 湘南AGAクリニック 新宿本院
住所 〒160-0023
東京都新宿区西新宿6丁目3番1号 新宿アイランドウイング7階
お問い合わせ 0120-548-911
院長 斎藤 浩一医師