FUSSとは、Follicular Unit Strip Surgerの略で
後頭部の頭皮の一部を塊で採取し、それを1毛包単位ずつにする方法です。
FUT植毛の場合、ドナーを採取した部分の傷跡は非常に目立ち、傷跡部分の毛は失われます。
後頭部の毛を毛根単位でくり抜いて採取する方法です。
これまでのFUE法の
欠点を克服したのが
次世代のFUE法
ARTAS (アルタス) ロボットです
後頭部のグラフト採取部位に傷が出来ない事が、FUE(毛包くり抜き採取法)の最大のメリットです。その一方で肉眼では皮膚の下の毛根がどこにあるか見えない為、これを採取時に切断してしまう事が大きな問題です。見えない毛根を採取するというブラインドテクニックであるが故にこの技術習得には膨大な時間がかかり、毛根を切断したらこの移植毛の発毛は見込めません。
これを短期間で安全に採取する事を可能にしたのが、ARTAS(アルタス)FUE採取ロボットです。AI搭載のARTAS(アルタス)のおかげで、術者のストレス軽減にもなり安定した効果が出せるようになりました。
切らない植毛で常に安定して高水準の結果を希望される方に、ARTAS(アルタス)は大きな選択肢になります。
施術者がしっかりとしたプログラムの研鑽をつめたクオリティの高いグラフト採取が可能です。ARTAS(アルタス)は常にプログラムアップデートを続けています。その度にアメリカARTAS(アルタス)社からトレーナーが来日し、講習とトレーニングを受け技術と知識を身につけています。
植毛手術のプロセスの中で移植毛を採取する際にFUE(follicular unit extraction)という方法があります。
これは毛根を傷つけないように毛穴ごとくり抜いてドナーを採取していく方法ですが、毛根の生える向きには個人差があり、
マニュアル(人の手)で正確に行うには限度がありました。
植毛ロボットARTAS(アルタス)は4つのCCDカメラが1秒毎に50回撮影し、髪の密度や本数などを正確に瞬時に算出し採
取部分が自然な仕上がりになるよう最適な間隔でドナーを採取します。
何万通りの統計データから、肉眼では確認できない皮膚下にある毛根の角度を計算し、毛根が切断されないよう的確にドナー採取を行います。
頭皮は全て同じ硬さではなく、それぞれの部分で差があり、その場合採取はより難しくなってしまいます。
ARTAS(アルタス)は採取時にロボットが頭皮の硬さや毛の向きを1本1本スピーディーに判断する為、採取率が上がり、効率よく手術を進めることが出来ます。
ARTAS(アルタス)は、毛髪・頭皮のダメージを最小限にして毛根をとるだけではありません。
毛根を採取したところが目立たないように、毛髪の「密度」を計算しながら毛根を採取します。平均的な成人の毛髪の密度は、1㎠あたり50〜80本(厳密に言うと毛包単位:FU)と言われています。
この密度を下回らないように、また同じ1㎠内でも均一に採取することで、目立たない傷跡になります。
※横にスクロールできます。
1㎠毎に50〜80本の毛髪がある
採取したところしていないところで
ムラができてしまい
採りすぎてしまったところの
毛が薄く見えてしまいます。
採りすぎてしまうと
採取部の毛が薄くみえてしまいます
ロボットが密度を計算しながら採取するので
採りムラ・採りすぎはありません!
ゴムのような柔らかい物の硬度は1-100で表します。測定には硬度計を使います。通常の皮膚(前腕内側)は10くらいです。この硬度計を使って頭皮の硬さを測定する事で以下の事が可能です。
テンショナーシステムが頭部皮膚をしっかり固定します。
そうすることでロボットが安定して質の高い毛髪を採取することができます。
2ニードルシステムとは外側パンチ(アウターニードル)と内蔵された鋭い内針(インナーニードル)の2段階で構成されています。これはマニュアルFUE(人の手によるFUE)との根本的な違いです。インナーニードルで皮膚のみをパンチし、その後アウターニードルがコアリングすることで、スムーズに吸引することができます。この2段階の操作をすることで、毛根を傷つけずに採取する事が可能になります。この過程でニードルでのパンチの深さ、角度、コアリングの回転数と深さの4つのパラメーターが重要になります。
鋭い針と鋭くない針の2本の針が連動して毛髪を採取します。
この連動が毛髪の切断リスクを抑え、無傷の毛髪採取を可能にしました。
髪の毛の生え方はつむじの流れに影響を受けています。生える角度は個人差はもちろん、場所によって微妙に変わります。
それを的確に判断し、今生えている毛もしくは生えていたであろう毛を想定してデザインを行い、0.1mm刻みのスリットを作成します。
生え際や前頭部位は、仕上がりの上でとても重要な場所です。この部分の密度を特に上げることで植えた数以上にボリュームのある効果的で自然な仕上がりを実現できるのです。
従来のホール型の
植毛の場合丸型の穴を開けて植毛
当院のスリット型の
植毛の場合綺麗な切れ目を作って植毛
ニードルやホールによる植毛では、どんなに穴を小さくしてもマイクロスリット法のように綺麗に自然にはできません。ニードルやホールで穴をあけると、まさしく穴になります。技術的には簡単ですが、ダメージが大きくなります。
また、抜けやすく定着率も低くなると一般的にいわれています。たとえ直径が小さくても、穴の面積とスリットの面積では圧倒的にスリットが小さくなります。そのため出血も少なく、かさぶたが出来る事もありません。ニードルやホールとは違い、 術後腫れが出たり、目の周りが浮腫むこともなくダウンタイムは最小です。
株分けの意義はマイクロスリットで作成した、精密な毛穴に対して、ジャストフィットする株を作成することです。
ジャストフィットする為には、大きさ、形を合わせなければならないのですが、FUEで採取した株はその時点でも、0.8mm~1.0mmの円筒状の形をしているので、大き目の毛穴(ホールスリット等)であれば株分けなしの状態でも移植することが可能です。
しかし株分けをしないと株周囲の不要な組織もついてくるので、植えた後でもポップアップといって、株から頭皮が飛び出してしまう可能性があります。
株分け前皮膚の直下が凸凹して不整な状態
株分け後しっかりトリミングすると
このように均一な涙型に
実体顕微鏡下で余分な組織をトリミングしたグラフトを、専用のピンセットを用い、毛根やバルジ組織など重要な部分を傷つけないよう丁寧にスリットの中にグラフトを入れていきます。
1本毛
生え際は自然に仕上げるために、細かいデザインと高密度が必要になりますので1本毛を植えていきます。
2本毛
ボリュームが必要な箇所は主に2本毛を植えていきます。
1mmの坊主頭の状態。髪が伸びた際カットの必要がなく楽。 ただし、ARTAS(アルタス)採取の傷あとと植毛部が隠せない。
ARTAS(アルタス)採取範囲は1mmに剃毛します。1mmに剃毛した部分が目立ちにくいように、その他の部分を3~5mmにカットします。ARTAS(アルタス)採取の傷あとは隠せない。
ARTAS(アルタス)で採取する範囲のみを1mmに剃毛します。髪の毛が長めで採取のグラフト数が少なめの方は隠せる可能性も。貼るカツラ装着予定の方はこの方法で剃毛します。
1グリッド =2.5cm×3cm
*上記剃毛範囲は目安です。毛髪の密度や状態によって異なります。
*貼るカツラ装着予定のお客様は横が18cm以上になる場合、剃毛部位全てをカバー出来ない場合もあります。
500グラフト(2.5cm×15cm)
750グラフト(5cm×12cm)
1000グラフト(2.5cm×15cm)
湘南AGAクリニック 仙台院 限定