SPECIAL特集記事
【自毛植毛の暗黒期】抜けるのは失敗じゃない！「魔の3ヶ月」を乗り越える期間と対策を徹底解説
2025年12月12日
「せっかく植毛したのに、髪が抜けてしまった…これって失敗？」 術後、多くの患者様が不安になるのが、一時的に髪が抜け落ちる「暗黒期」と呼ばれる現象です。
名前は怖いですが、「ほぼ全員に起きる、新しい髪が生えるための正常な準備期間」です。
今回は、なぜ暗黒期が起きるのか、いつ終わるのか、そしてどうやって乗り越えればいいのかを、実際の経過写真とともに解説します。
暗黒期はなぜ起きる？
移植毛が抜けるのは「ヘアサイクル」のリセット
移植した毛が抜けるのは、これから太く健康な髪を生やすための「リセット（生え変わり）」です。
抜け落ちたのは表面の毛だけで、髪を作る「毛包」は定着しています。 生着に向けた正常な過程ですのでご安心ください。
【画像で解説】術直後〜3ヶ月後のリアルな経過
術直後から移植部の状態を見てみましょう。
術後～1週間は、移植部にかさぶたができていきます。かさぶたがポロポロと落ちてフケっぽく感じる方も多いです。
術後1ヶ月は、赤みも直後よりは収まっています。
移植した毛がまばらに伸びており、すでに一時脱落している毛もあります。
2ヶ月目になると、移植毛が引き続き脱落し、移植部がうっすら黒ずんだ程度の見た目になります。
このあたりから植えた毛が抜け落ちたと思う方が増えるのではないでしょうか。
3ヶ月頃になると、生え際の毛が抜け落ちた後、細く短い毛が少しずつですが生えてきます。
4.5ヶ月から植えた場所の毛が明らかに生えてきているのがわかります。ここまでくれば、自毛植毛の暗黒期から脱したと言えるでしょう。
暗黒期をバレずに過ごすための対策は？
前髪を少し長めに残しておく
暗黒期を軽減させるための治療などは現状はございません。一番の対策は「周りの髪でカバーすること」です。
手術前から前髪やサイドを長めに残しておけば、一時的な透け感も自然に隠せます。この期間はオールバックなどは避け、前髪を下ろすスタイルで過ごすのがおすすめです。
一人で悩まず、まずは医師にご相談ください
「暗黒期」は、美容整形のダウンタイムのように理想の未来への準備期間です。抜けることを恐れる必要はありません。
それでも不安な点や、自分の場合はどうなるのか知りたい方は、ぜひ薄毛治療専門医にご相談ください。
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