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【フィナステリドやデュタステリドは割って飲める?】効果とリスクを徹底解説

フィナステリド割って飲むのが主流!?

2025年2月7日

AGA治療薬

AGA治療薬は割って飲んでも大丈夫?フィナステリド・デュタステリドの正しい服用方法

AGA治療薬であるフィナステリドやデュタステリドを服用している方の中には、『薬を半分に割って飲んでも大丈夫?』と疑問に思う方もいるでしょう。特にコストを抑えるために錠剤を分割して使用することを考える方も少なくありません。しかし、薬を割ることで効果が変わったり、様々なリスクが生じます。本記事では、AGA治療薬の正しい服用方法と、薬を割る際の注意点について詳しく解説します。(監修 SBC毛髪部門技術指導医 兼 湘南AGAクリニック仙台院 院長 藤井傑医師)

フィナステリドは割って飲んでも良いのか?

結論

結論

フィナステリドの分割は絶対やめた方が良いでしょう。
いくつか理由があるので解説していきます。

効果が弱まる

効果が弱まる<br />

まず、お薬の表面は実はしっかりと周りがコーティングされています。
薬を分割してしまうと割面の部分のコーティングがない状態になってしまいます。
このコーティングの役割として、内服した薬が口から入った後、適切なタイミングで溶けて薬が体に吸収されるように作られているんです。
フィナステリドの場合は、主に小腸で吸収されると言われており
口からお薬を内服して、食道、胃、十二指腸を通って、小腸に落ちるまでの数時間は、コーティングが薬を守ってくれているわけです。

そこで、分割してコーティングがはがれた状態でフィナステリドを内服すると、食道や胃を通っているうちに薬が溶けてしまって、大事な小腸に届かず効果が弱まってしまう可能性があるわけです。

人体への悪影響

人体への悪影響

コーティングには薬を触った時に皮膚から成分が吸収される「経皮吸収」を防止する働きもあります。
フィナステリドは妊婦さんやお子さんが飲んではいけないお薬なんですが、
フィナステリドを分割してコーティングがはがれた薬を、女性の方や子どもが触ってしまう事で、悪影響が出てしまう可能性があるわけです。
仮にお薬に触れさせない様に管理をしていたとしても、分割する際に飛び散った薬の破片や粉末を、意図せず周りの人が触れたり、吸い込んでしまうといったリスクもあるかと思います。

AGAが抑制できないリスク

AGAが抑制できないリスク

分割した薬の量で「本当にAGAを抑える効果が出せるのか」という問題があります。
半分に割って内服するということは、当然含まれるフィナステリドの容量も半分以下に減ってしまいます。
仮に、半減したフィナステリドの量でDHTの生成を抑えきれなかった場合、せっかく内服しているにも関わらずAGAはどんどん進行していってしまうことになります。
「DHTをしっかり押さえきれる」のか、もしくは「多少DHTを減らせはしたものの、薬が効かずダラダラDHTが作られてしまうのか」、この「DHTを抑えきれるかどうか」のボーダーラインを超えるか超えないかで、その後の経過がガラッと変わってしまうわけです。

中には0.2mgで効果が出たという発表もあるんですが、この考え方はあくまで少数意見で、基本的には1mg以上で内服をするというのがスタンダードな考え方です。
むしろ、2mg以上で内服しなければAGAの進行を止められない方もおり、それを考えると「わずか0.2mgだけで十分な効果が出る。」と考えるのはやめた方が良いでしょう。

AGAについてもっと知りたい方へ

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