SPECIAL

妊活とAGA治療薬について

妊活中にフィナステリドを内服しても大丈夫?

日本では、およそ1,200万人以上の方が抜け毛や薄毛で悩んでおり、そのほとんどがAGA(男性型脱毛症)を原因としたものです。
AGA治療のタイミングと妊活が重なり、AGA治療薬であるフィナステリドを妊活中に服用してもよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回はお客様からよくある質問の妊活×AGA治療について解説していきます。
妊活を考えているタイミングで、AGA治療を検討している方は、参考にしてみてください。

フィナステリドとは

QUESTION 01

フィナステリドは、AGAの治療薬の一つです。
米国FDA(医薬品局)から認可を受けている安心の治療薬で、確かな効果が認められています。
フィナステリドとは、AGA治療薬である「プロペシア」に配合されている有効成分のことです。
アメリカの製薬会社であるメルク社が開発した、男性ホルモンの働きを抑制する抗アンドロゲン剤の一つです。

デュタステリドとは

QUESTION 01

ザガーロの主成分「デュタステリド」は、AGAの原因の一つである「DHT(ジヒドロテストステロン)」という男性ホルモンの産生を阻害し、ヘアサイクルを正常に近づけ、発毛を促してくれます。
さらに発毛効果もあるため、脱毛部位(頭頂部および前頭部)において、治療前と比べて太く長い毛の本数を増やします。
ザガーロは最も新しいタイプのAGA治療薬、プロペシアと同じくAGAの原因となるDHTの合成を強力に抑える効果があります。
そのため、男性ホルモンの分泌量に影響を与え、性欲減退・ED・精液量減少などプロペシアと同様の副作用を起こす可能性があります。
また、ザガーロの方がプロペシアよりも半減期(体内に留まっている時間)が長く、服用中止後も薬の影響が無くなるまでにより時間がかかります。
妊活中の方は、は副作用に注意しながら使用する必要があります。

QUESTION 02

フィナステリドとデュタステリドの副作用の割合について

男性型脱⽑症患者にフィナステリド1mgを1⽇1回6週間経⼝投与した時の精液中への移⾏量は極めて微量(投与量の 0.00076%以下)でることが分かっています。
その為直接的にフィナステリドが不妊に繋がる事は考えにくいです。
しかし、フィナステリドはAGAに有効な成分ですが、副作用として主に初期脱毛・性欲減退・勃起機能障害(ED)・肝機能障害などがあげられます。
その為、フィナステリドが直接不妊の要因になる事は考えにくいですが、勃起機能障害(ED)などの副作用が出た際には妊活に影響が出る可能性もあります。
その際は、ED治療薬との併用をお勧めしています。

妊活中にミノキシジルは内服しても大丈夫?

QUESTION 01

妊活とミノキシジル

妊活とミノキシジル

ミノキシジルは、血管を拡張させて頭皮の血流を改善する効果を持つAGA治療薬です。
男性だけでなく、女性の脱毛症にも広く使用されています。
ミノキシジルの効果は頭皮の「血管を拡げる」ことであるため、男性ホルモンには影響しません。
もちろん、性機能の低下や精液量の減少などの副作用は引き起こしませんので、妊活への影響はないと考えてよいでしょう。
女性の方は、妊娠が確認できたらミノキシジルの内服薬を含め薄毛治療は一旦ストップになります。

要注意!女性はフィナステリドもデュタステリドも使用禁止!

QUESTION 01

フィナステリドは男性ホルモンの分泌量に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

フィナステリドは男性ホルモンの分泌量に影響を及ぼす可能性が指摘されています。

女性にも少量の男性ホルモンは存在しますが、フィナステリドやデュタステリドを服用するとホルモンバランスが大きく乱れてしまうこともあります。
中にはエストロゲンやプロゲステロンなど妊娠に必要な生理周期のサイクルを司る女性ホルモンの分泌にも影響を与えることがあります。
その結果、排卵や子宮内膜の増殖など、妊娠に必要な機能を損なう可能性も考えられます。
また、胎児の生殖器の正常な発達のためには、男児の場合はDHTが必要だからです。

女性の身体の中にも男性ホルモンは存在し、DHTが作られています。
しかし、フィナステリドやデュタステリドを服用してDHTの合成がストップしてしまうと男児の生殖器は正常な発達ができなくなることも。
フィナステリド・デュタステリドによって生殖器の奇形が生じる可能性が指摘されているのです。

内服が不安なお客様へ

QUESTION 01

AGA治療を行いながら、妊活を進めていきたい方の中にも、副作用が心配で内服を避けたい方もいるかと思います。
そんな時は、外用薬でAGA治療を行っていくのもおすすめです。

AGA外用薬は頭皮に薬を塗布することで毛母細胞の増加促進(発毛効果)やヘアサイクルの正常化(育毛効果)といった効果を期待できる薬です。
内服薬よりも発毛効果は劣りますが、副作用が少ないことが特徴的です。
湘南AGAクリニック札幌院では、発毛促進のミノキシジルだけではなくフィナステリドやデュタステリドが含まれている外用薬がございます。

まとめ

QUESTION 01

結論!AGA治療薬を内服しながら妊活を行うことは可能です!

しかし、副作用には注意が必要です。
デュタステリドを内服している方は、一度フィナステリドに変更することも一案です。
髪の毛の悩みや治療と妊活を安全に行うためにも一度専門医にご相談することをおすすめしています。
妊活中に薄毛治療をしてみたいという方は、湘南AGAクリニック札幌院にご相談下さいませ。