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複合手術で理想のヘアラインへ:額縮小と植毛の組み合わせ

2025年7月12日

自毛植毛

ヘアラインの悩み、多角的な解決策へ:徳永医師が示す「複合手術」と「自毛植毛」のリアルな選択肢

ヘアラインの悩みは、性別や年齢を問わず多くの方が抱えるものです。しかし、その解決策は一つではありません。湘南AGAクリニック広島院の徳永能隆医師は患者さん一人ひとりの状態に合わせた多様な治療アプローチとを行います。今回は、30代女性の患者さんの植毛手術と額縮小手術を組み合わせた複合手術がいかに劇的な変化をもたらすか、そのメリットと注意点について詳しく解説しています。

3cm以上のヘアライン前進を実現した複合手術のケーススタディ

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この女性は、ヘアラインを3cm以上前進させたいという希望を持っていました。元々額縮小手術にも興味があったため、医師から植毛手術と額縮小手術それぞれの特徴を聞いた上で、両方を併用する複合手術を選択しました。
手術は以下の3段階で行われました。

1.1回目の植毛手術(1500グラフト): 大きな凹凸のあるM字部分と中央部分のヘアラインをある程度均一化しました。
2.額縮小手術: 均一化されたヘアラインを全体的に前進させました。
3.2回目の植毛手術(800グラフト): 前進したヘアラインをより滑らかにし、フェミニンラインや「富士額(産毛のような部分)」の再現、奥行き部分の密度の補正を行いました。

合計で2300グラフトの植毛手術が行われ、最終的には初回と比べて額の広さが明らかに変化し、ヘアラインの曲線や富士額の密度も補正され、ご本人様の満足度も非常に高かったとのことです。

額縮小手術のメリットとデメリット

Advantages Disadvantages 01

湘南AGAクリニックでは額縮小手術は取り扱っていませんが、同じ悩みを持つ方のために、額縮小手術のメリット・デメリットを解説します。
メリット:
・ヘアラインの自然な前進: 植毛手術では難しい、元々のヘアラインをそのまま前進させるため、非常に自然なヘアラインの再現が可能です。
・高い密度: 皮膚を引き伸ばすため元の密度よりは多少低くなりますが、植毛手術の密度よりは高い密度で前進させることができます。
・大幅な前進: 植毛手術だけでは4000〜5000グラフト以上が必要となるような大幅なヘアラインの前進を、より少ないグラフト数で実現できる可能性があります。

デメリット:
◦曲面の再現の難しさ: 横側など、局面部分の再現が非常に難しいです。
◦細かい修正が難しい: M字のようにへこんだ部分を大きく前進させたり、部分的に微調整したりといった細かい修正はできません。
◦エキスパンダーの必要性: 前進させる幅が大きい場合は、一度風船のようなものを体に入れて皮膚を引き伸ばす「エキスパンダー」の過程が必要になることがあります。この期間は頭に大きなコブがあるように見え、周囲からの見た目が気になる人も多いです。

複合手術の重要性とその成功の鍵

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今回の症例のように、額の幅をしっかりと前進させたい場合、複合手術を検討することは非常に有効な手段となり得ます。植毛手術だけで同様のデザインを叶えるには、非常に多くのグラフト数が必要となり、実現が難しい場合が多いからです。
しかし、複合手術は決して簡単な手術ではありません。その成功には、以下の点が非常に重要となります。

★執刀医のセンスとデザイン能力: 理想を追い求める際に、額縮小と植毛手術という複合的なアプローチを構想できるか、またイレギュラーな事態にも対応し、うまく修正する技術やデザイン能力が問われます。
★術後の経過を見通す力: 手術後の経過をどのように見ていくかという考えも重要です。
★事前の綿密な相談: 複合手術は安易に勧められるものではないため、それぞれの専門医にしっかりと相談し、慎重に決定することが勧められます。湘南AGAクリニックでは額縮小手術は取り扱っていないため、連携が必要となる点も注意が必要です。

まとめ

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今回ご紹介した記事はこちらのYoutubeで詳しく解説しております。
動画では、単一の手術に囚われず、複数の方法を組み合わせることで、より理想に近い結果を得られる可能性を示しています。ヘアラインや額の広さで悩んでいる方は、専門医に相談し、ご自身の状態に合わせた最適な治療法を検討することが大切です。

また湘南AGAクリニック広島院では、無料カウンセリングの他、オンライン診療も実施しており、遠方の方でも気軽に相談できる体制が整っています。AGAでお悩みの方は、専門的な知識と経験を持つ医師に相談し、ご自身に最適な治療法を見つけることが大切です。