SPECIAL特集記事
薬物療法(フィナステリド)の限界と、植毛という選択肢

今回の症例の患者様は、20代という若さながら既に5年間フィナステリドを内服し、薄毛の進行を食い止める努力を続けてこられた方でした。フィナステリドは抜け毛を防ぐ効果は高いものの、既に毛根が失われた部分を劇的に復活させるには限界があります。
彼の悩みは「全体的に前進させたい」という広範囲な要望ではなく、「生え際の両端が削られたように見える凹凸を補正したい」という、非常にピンポイントで繊細なものでした。このように、「薬ではどうしても埋められない隙間」を埋めるのが、自毛植毛の大きな役割です。
究極の自然さを生む「左右非対称」の美学
徳永医師は、完璧な左右対称よりも、その人本来の骨格を活かした『調和』を大切にしています。
既存の毛との調和(連続性): もともと残っている自分の髪のラインに、いかに違和感なくつなげるかという「ヘアラインの連続性」が最も重要です。
★あえて左右を変える★
◦ 右側: 既存のラインに若干の出っ張りがあったため、そこから連続的に繋がるようにデザイン。
◦ 左側: 出っ張りがないため、あえて作らず、素直なラインで既存の毛に沿わせる。
「左右対称が美しいとする考え方もありますが、今ある毛のラインを参考にデザインする方が、結果としてより自然に見える」というのが、数多くの症例を見てきた専門医の結論です。
植毛手術の「密度」に関する現実的な考え方
自毛植毛を検討する際、多くの方が「1回で完璧な密度になるのか」という疑問を抱きます。
自毛植毛は1回の手術ですべてを完全に補正することは難しい面もあります。 今回の症例の患者様も、1年後の仕上がりには非常に満足されていましたが、さらなる高みを目指して、現在は札幌院の宝先生のもとで2回目の密度補正手術(奥行きの密度アップ)を行っています。
ただし、これはあくまで「より完璧を求める場合」です。通常、1回の手術であっても、他人から見て薄毛が気にならないレベルの密度感は十分に得られるため、多くの方が1回の施術で満足されているのが実情です。
手術から完成まで:9ヶ月間の変化のプロセス

植毛手術は、植えた直後がゴールではありません。術後の経過を理解することで、安心して完成を待つことができます。
海外の症例などを見ると「4,000グラフト」といった大規模な移植が目立ちますが、1,000グラフト未満でも十分に理想の形は作れます。
• 今回の手術内容: 800グラフト。
• 狙い: 生え際の両端にある急な凹凸(すっと上がって見える部分)を埋める。
わずか800株であっても、適切な場所に適切な角度で配置することで、顔の印象を整えることが可能です。
• 手術直後: 緻密な角度設定により、既存のヘアラインとの連続性が作られます。
• 3ヶ月後(芽生えの時期): 一時的に植えた毛が抜ける「脱落期」を経て、ようやく新しい毛が「発芽」し始める時期です。この頃から、右側など反応の良い部分には黒いラインが見え始めます。
• 9ヶ月後(完成): 髪に立体感が出て、十分な長さまで成長します。今回の症例の男性も、「髪をかき上げられるようになった」と非常に満足されており、周囲から見ても植毛とは分からないレベルに仕上がりました。
まずは専門医の見極めを
違和感のない植毛とは、新しい髪を「植える」ことではなく、今ある髪と新しい髪の「境界線を消す」作業と言えます。
これは、「アンティーク家具の修復」に似ています。欠けた部分を新しい木材で完璧な左右対称に作り直すのではなく、元々の木の節や色、年輪の歪みに合わせて補修を施すことで、どこを直したのか誰にも気づかれないような、時を経た美しさが蘇るのです。
大規模な手術だけが正解ではなありません。1,000グラフト未満でも、ヘアラインを整えるだけで鏡を見るのが楽しみになります。まずは一人で悩まず、気軽に相談お待ちしております。
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