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【写真あり】植毛後の「離れ小島」現象とは?原因・対策・対処法を徹底解説
2025年8月23日

植毛手術を受けたにもかかわらず、その周辺の髪が抜けてしまい、移植した部分だけが孤立して「島」のように取り残される現象を「離れ小島」と呼びます。薄毛が進行するタイミングや方法を誤ると発生しやすく、見た目の不自然さからストレスを感じる方も少なくありません。
この「離れ小島」を防ぐためには、その原因を正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。この記事では、「離れ小島」になる仕組みから、主な原因、未然に防ぐための対策、そしてもし発生してしまった場合の対処法まで、幅広く解説します。
離れ小島とは?

「離れ小島」とは、自毛植毛後、移植した髪の毛は残るものの、周囲の既存の髪の毛が薄毛の進行によって失われ移植部だけが目立ってしまう状態を指します。
自毛植毛はAGA(男性型脱毛症)の影響を比較的受けにくい後頭部や側頭部から毛根を採取し、薄毛が気になる前髪や頭頂部などに移植します。
移植された毛髪は、将来にわたってAGAの影響を受けにくく、ヘアサイクルを繰り返すことができます。

一見理想的な対策に見えますが、植毛後に周囲の髪の毛がさらに抜け続けると、移植した部分だけが孤立し、不自然に目立つ場合があります。

こちらが実際の離れ小島になったお客様のお写真です。
過去に生え際植毛をした経験があり、その後薬の内服を止めてしまっていたそうです。
写真から見て右上の地肌が見えている部分が、AGAの進行により薄くなってしまった生え際です。

植毛後の「離れ小島」になる主な原因

AGA(男性型脱毛症)の進行
植毛は薄毛が気になる部分に髪を増やすことができますが、植毛時にAGAが強く進行している場合や、植毛後にAGAの進行を抑制する治療を怠ると、周囲の自毛が抜け続けてしまい、植毛部だけが残る「離れ小島」を引き起こす一因になります。
術後ケアやAGA治療薬の使用を怠る
植毛手術を行った後も、AGAの進行を抑える薬を継続することが非常に大切です。
植毛した髪は半永久的に生え続けますが、周辺の既存毛はAGAによって変わらず薄毛が進行します。
手術後に「もう大丈夫」と自己判断で治療をやめてしまうと、移植部だけが孤立した「離れ小島」になりかねません。
植毛した髪が生え揃うまでには半年から1年程度かかることもあり、その間もAGA治療薬によって既存毛の進行を抑えることが重要です。
植毛デザインの不備やクリニックの技術・経験不足
医師の技術力不足やカウンセリング不足により、事前に想定していたデザインと実際の仕上がりに差が生じる場合があります。特に、AGAの今後の進行を正確に予測し、それに合わせた自然なデザインを提案する能力が重要です。
クリニックの中には、既存毛の奥の奥から移植せず、比較的浅い部分から移植することで、手術のデザインや手技が原因で「離れ小島」になってしまう「医原性の離れ小島現象」もあるとされています。
「離れ小島」にならないための具体的な対策
AGA治療薬の併用を継続する

フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルなどのAGA治療薬は、植毛した部位以外の既存毛が抜けるのを防ぐことで「離れ小島」のリスクを大幅に下げることが期待できます。
これらの薬は医師の監修のもとで適切な量を継続的に服用することが大切です。
個人の判断で内服を止める・増量してしまうと、満足した結果が得られなかったり、身体に大きな負担がかかる場合があります。
信頼できるクリニックと経験豊富な医師を選ぶ

「離れ小島」になりにくい植毛の最大のポイントは、施術を担当する医師の技術と経験です。症例数が豊富で実績のある医師は、将来的な薄毛の広がり方も見越した、より自然なデザインを提案しやすいです。
植毛後に「離れ小島」ができてしまったときの対処法
AGA治療の継続または再開・変更
もし術後にAGA治療薬を中断していたなら、再び服用を始めて薄毛の進行を抑えるのが得策です。すでに服用している薬が効果を感じられない場合は、医師に相談して別の薬を提案してもらう方法もあります。AGAは進行型の脱毛症であるため、長期的な視点での治療継続が不可欠です。
追加の植毛を検討する
すでに移植した部分が残っており、その周辺の髪が抜けてきた場合は、改めて追加植毛を行う選択肢があります。離れ小島の周囲の部分に植毛することで、自然な形で髪が生えてくるため、植毛した部分が目立ちにくくなります。
ただし、ドナーとして使える後頭部の毛髪量が十分に残っているか、どの程度の範囲を増やす必要があるかを医師と相談する必要があります。
また「薄くなったら都度植える」というのは得策ではありません。もし内服治療などをされていないのであれば、日々の薄毛治療から見直す必要もあります。
「離れ小島」のリスクがあっても自毛植毛が推奨される理由

「離れ小島」のリスクは確かに存在しますが、それでも自毛植毛が薄毛対策としておすすめされるのには明確な理由があります。
最大のメリットは、AGAの影響を受けない部位から採取した毛髪を移植するため、その髪の毛が生え続けるという点です。
また、自分自身の髪の毛を移植するため、髪質も似ており、周囲の既存毛と馴染みやすいという自然さが得られます。
植毛直後は一時的に抜け毛が起こり、生え揃うまでに時間がかかることもありますが、半年から1年ほど経過すると、移植した部分が生え変わり、気になっていた薄毛や抜け毛の部分に髪の毛がしっかりと生えてきます。AGA治療薬は薄毛の進行を遅らせる効果があり、抜け毛予防には有効ですが、髪の毛を「生やす」ことを目的とするならば、自毛植毛が非常に効果的な手段と言えるでしょう。
植毛をするなら当院にお任せください

湘南AGA福岡クリニック福岡院の院長「森本凌医師」は、SBC内九州沖縄の自毛植毛症例数No.1(2025年上期)の実績を持つ自毛植毛の名医です。
ただ植毛するわけではなく、その後のリスクなどもしっかり説明してお客様の将来を見据えた植毛を施工します。
まとめ
「離れ小島」は、植毛による部分的な毛髪の回復と、既存毛の薄毛の進行がずれてしまった場合に発生する現象です。しかし、これはAGA治療薬の併用、医師と綿密なデザインを協議することといった複数の要素を組み合わせることで、未然に防ぎやすいものです。
もし「離れ小島」が顕在化してしまった場合でも、追加で植毛を行う・AGA治療の再開によって状況を改善できる可能性があります。植毛は直後の仕上がりだけでなく、10年後、あるいはそれ以降を見据えた長期的な計画が重要です。
適切な対策を立て、信頼できるクリニックと連携することで、自毛植毛は薄毛の悩みに対して大きな効果をもたらし、自然で満足のいく結果を得ることができるでしょう。
まずは専門医に相談し、自分に合った治療計画を立てることから始めてみてはいかがでしょうか。
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