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デュタステリドとフィナステリドの副作用と効果の違いを徹底解説!

デュタステリドとフィナステリドの副作用と効果の違いを徹底解説!

薄毛治療薬として知られる「フィナステリド」と「デュタステリド」。どちらもAGAの進行を抑える薬ですが、「副作用が心配で始められない」「どちらを選べばいいのかわからない」と迷っている方も多いのではないでしょうか。 本記事では、それぞれの薬の特徴や副作用の違いを専門的な視点で比較しながら、状況に応じた選択のポイントを解説します。

基本的な違いとは?

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どちらも「5αリダクターゼ阻害薬」

どちらも「5αリダクターゼ阻害薬」

AGAの主な原因は、テストステロンが「5αリダクターゼ」という酵素によって変換されてできる「DHT(ジヒドロテストステロン)」という物質。
このDHTが毛根に悪影響を与え、ヘアサイクルを短縮させてしまいます。

フィナステリドとデュタステリドは、いずれもこの「5αリダクターゼ」の働きを阻害し、DHTの生成を抑制する薬剤です。どちらも“原因そのものにアプローチする”治療薬として位置づけられています。

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抑制できる酵素の種類が違う

抑制できる酵素の種類が違う

フィナステリド

5αリダクターゼの「Ⅱ型」のみを阻害。主に頭頂部・前頭部などAGAの進行しやすい部位に効果が出やすい。

デュタステリド

「Ⅰ型」と「Ⅱ型」の両方を阻害。皮脂腺や側頭部・後頭部など広範囲でDHTの生成を抑える。

この違いが、後述する「効果の強さ」や「副作用の出方」にも関係してきます。

発毛効果を比較

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デュタステリドは“強力”なDHT抑制薬

臨床研究によれば、デュタステリドはフィナステリドよりも約1.6倍高いDHT抑制効果を持つとされています。
これは、デュタステリドが5αリダクターゼの「Ⅰ型」と「Ⅱ型」両方の酵素を阻害するのに対し、フィナステリドは主に「Ⅱ型」のみを阻害することが関係しています。

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効果が持続しやすい=反面、副作用も長引く可能性

フィナステリドの半減期: 約6~8時間

デュタステリドの半減期: 約3~5週間


デュタステリドは体内に長期間とどまる性質があり、その分効果の持続力が高いというメリットがあります。

副作用の違い

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共通して報告されている副作用

フィナステリドおよびデュタステリドに共通する主な副作用は以下のとおりです:

性欲の低下

勃起機能の低下

精液量の減少

肝機能の変化

初期脱毛


これらの副作用は、男性ホルモン(DHT)の抑制による影響が関与していると考えられています。
発現率はおおむね5%未満と報告されていますが、体質や個人差により発現する可能性はあるため、服用中に気になる症状があれば、速やかに医師に相談することが重要です。

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デュタステリド特有の注意点

デュタステリドは体内に長期間とどまるため、万が一副作用が出た場合、改善までに時間がかかることがあります。
特に性機能に関わる副作用(性欲減退、勃起機能の低下など)は、フィナステリドと比較してやや高い頻度で報告されていることから、慎重な経過観察が必要です。

どちらを選ぶべき?自分に合った治療薬の選び方

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副作用を抑えつつ始めたい方はフィナステリド

AGA治療薬には絶対的な正解はありません。
効果や副作用の出方は人によって異なるため、自分に合った選択が大切です。
ここでは、あくまで“参考までに”ですが、よくある選び方をご紹介します。

初めてAGA治療を始める方や、副作用に不安のある方は、まずはフィナステリドから治療を開始する選択が一般的です。
フィナステリドは半減期が短く(約6〜8時間)、体内から比較的早く排出されるため、副作用が出た場合でも経過を見ながら調整しやすいという特長があります。

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より高い効果を求める方にはデュタステリド

すでに薄毛が進行している方や、より高い効果を求める方は、デュタステリドが有効な選択肢となることがあります。
デュタステリドは、フィナステリドよりも強力にDHTを抑制するため、幅広い部位への効果が期待されます。
ただし、効果が高い分、副作用のリスクがやや高まる傾向があるほか、費用面についても考慮が必要です。

まとめ

効果と副作用をしっかり理解する

効果と副作用をしっかり理解する<br />

デュタステリドとフィナステリド、どちらもAGAの原因に直接アプローチする有効な治療薬です。
しかし、効果の強さと副作用のリスクはそれぞれ異なり、万人に共通の“正解”は存在しません

専門医と相談しながら自分に合った選択を

専門医と相談しながら自分に合った選択を

最も大切なのは、専門の医師と相談しながら、自分に合った治療を進めることです。
現在の進行度、体質など、総合的に判断して薬を選ぶことで、後悔のない薄毛治療を行いましょう。

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