SPECIAL特集記事
自毛植毛における「密度不足」の解消と成功の鍵-湘南AGAクリニック広島院-
2025年11月8日

自毛植毛手術は薄毛の悩みを解決する有力な手段ですが、一度手術を受けたにもかかわらず、地肌の「透け感」が残り、理想的な密度が得られないというケースも存在します。
本記事では、過去の手術で密度不足に悩んでいた20代男性の症例を通じて、植毛手術の成功において極めて重要となる「密度」の考え方と、適切な手術計画のポイントを解説します。
症例紹介:再手術を必要とした「密度不足」の現実
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過去の手術とその結果

今回ご紹介する症例は、湘南AGAクリニック広島院の徳永院長のもとを訪れた20代の男性です。彼は当院に相談する1年前に、他院で一度植毛手術を受けていましたが、密度と生え際(ヘアライン)をさらに整えたいという希望から来院されました。
前回の他院での手術は「FUT」で行われていました。FUTは、後頭部の頭皮を帯状に切り取り、それを細かく区分けして植え込む手術方法です。
手術痕の幅から推定したところ、前回の移植株数はおそらく最低でも500グラフトから1000グラフトであったと推測しています(手術記録がないためあくまで推測)。
しかし、術後の定着状況を確認すると、毛と毛の距離が離れすぎている上に、皮膚が大きく失われている(ロスされている)状態でした。結果として、毛がポツポツと生えている箇所はあるものの、「植えられても植えられていないようなイメージ」、あるいはかえって薄毛のイメージを引き立たせてしまうような見た目になっていました。
また、この定着の密度は、1×1のマスあたり12グラフト未満であり、植える密度として「あまり適切ではなかった」と考えられます。
専門医が考える適切な植毛密度とは
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一般的なグラフト数とは
植毛手術の成功を左右する「密度」ですが、一般的にどの程度のグラフト数が必要なのでしょうか。
基本的には、植毛手術の密度は1平方cmあたり30から50グラフトほど植えるのが適切だとされています。
特に、高密度植毛を目指す医師による世界的な平均値は、60から70グラフト程度になることが多いです。
手術の成果を出すためには、最低でも30グラフト程度の密度は確保することが望ましいとされています。もし手術を受ける予定で密度について不安がある方は、担当の医師にどの程度の密度で植毛手術を行っているのかを事前に確認することが非常に重要です。
当院での再手術:2000グラフトによる密度回復
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再手術の結果

今回の再手術において、患者様の術前の状態は、ヘアラインが非常に不整(ふせい)になっている状態でした。
当院では、まず左右と真ん中がある程度均整(きんせい)のとれるラインを目標にデザインを行い、2000グラフトの植毛手術を実施しました。当院のFUE手術は、グラフトを1本1本くり抜いていく方式です。
【術後9ヶ月目の経過】
まだ術後の経過途中ではありますが、術後9ヶ月目の写真を確認すると、その効果は歴然としています。
• 術前の状態と比べ、明らかに密度がしっかりした
• 地肌が見えていた面積が非常に小さくなり、ラインも整った
なお、左側の頭皮がわずかに透けて見える部分については、前回の他院の手術による瘢痕(はんこん、傷跡)が予想以上に強かったため、定着率が低くなった可能性や、左側の方が成長スピードが遅い可能性が考えられます。時間が経つことで、右側に追いついてくることも期待されています。
いずれにしても、今回の手術の結果は前回の手術の状態より非常に良くなっており、お客様も大変満足された結果となっています。
まとめ:手術を受ける前に確認すべきこと
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植毛手術で満足のいく結果を得るためには、適切なグラフト密度が必須条件です。
今回の症例は、以前の手術の密度不足と不適切なラインを、適切な密度(1平方cmあたり30グラフト以上が目安)と丁寧なデザインによって改善できた好例と言えます。
手術をご検討中の方は、必ず執刀医の先生に「どのぐらいの密度で植毛手術を行っているのか」をしっかりと確認し、不安を解消することが成功への第一歩です。
当院では、無料カウンセリングの他、オンライン診察も実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
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