【自毛植毛】男性でも女性のようなヘアラインはできるのか？

内服薬の状況: 患者様は、薄毛対策のために、当院で処方しているフィナステリドを約1年前から継続して内服されていました。
手術方法の選択: 手術内容としては、ノンシェーブンという、後頭部を広範囲に剃り上げることなく、一部だけを短く刈り上げる方法を選択されました。
移植グラフト数: 今回の手術では、合計1000グラフトの植毛が行われました。

術前のヘアラインとデザインへのこだわり：手術前の写真では、患者様のヘアラインは両左右に「剃り込みのような形」「わりかし四角のようなヘアライン」丸い曲線に近づけるという目標でヘアデザインを行いました。

手術後の写真（デザイン時）では、患者様のご要望通り「まん丸なおでこ」を目指し、両左右の角が取れるような形で細心の注意を払ってデザインし、その通りに植毛手術を実施しました。

術後1週間後: 出血による赤みはすでに「カサブタ化」しており、遠目からパッと見た際には、「ほぼほぼ目立たないような形」になっていたと報告されています。もちろん、髪の毛をかき上げれば手術箇所は分かりますが、遠方からは分かりづらい印象でした。しかし、近くで見ると、やはりカサブタが「つぶつぶとしたものが入っている」ような印象を受けるため、患者様はこの期間は「なるべく髪の毛を下ろしてバレないように」過ごされていたとのことです。

術後1年が経過し、素晴らしい結果が得られたのですが、患者様はさらに「もう少し手前の部分の密度が欲しいな」という点と、「多少なりとも、もうもう少し前進したい」という新たなご希望を持たれました。
このため、患者様は他院で2度目の植毛手術を受けられました。

術後1年後: 途中経過の写真はありませんが、1年後の写真では、患者様のご要望通りのデザインで、ヘアラインが「まんまるなおでこに生えそろって」いました。この結果に対し、患者様ご本人の満足度は「非常に高かった」とおっしゃられています。

当院では、今回ご紹介した症例のように、他院で「なかなかこういうのは難しいよ」「できないよ」と言われたような特殊なご要望をお持ちの方でも、状況によっては、リスクなどを十分に説明し、患者様と綿密なすり合わせを行った上で、手術を積極的に検討していきたいと考えております。

もし、「他院で断られてしまったけれど、どうにかならないか？」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、まずはどうぞお気軽に当院にご相談ください。
当院では、無料カウンセリングの他、遠方にお住まいの方やご来院が難しい方のためにオンラインでの診察も行っております。ぜひお気軽にご利用ください。